北海道内の植物に関するものを中心に文献類を紹介します。2011年~2020年

○ちょと日がたちましたが、礼文島と利尻島の新しいガイドブックです。
礼文・利尻 花と自然の二島物語
杣田美野里・宮本誠一郎(本会会員) 著 北海道新聞社 B5変型判 96頁 ◆1,980円(本体1,800円+税)
発行日 2019.6.14

出版社ホームページから: 北の名島・礼文、利尻の新しい歩き方を提案するガイドブック。季節ごとの花散策や利尻登山の楽しみを、両島の成り立ち、植生の違いをひもときながら紹介。27年にわたり島の自然を見続けている写真家夫妻ならではの美しさと読み応えたっぷりの一冊です。
(2021.3.8)

○植物画による芸術性の高い図譜です。
日本の固有植物図譜
日本植物画倶楽部・大場秀章(監修・解説) ウッズプレス B5変形判上製本 562頁 ◆9,680円(8,800円+税)
発行日 2020.12.25

本会から船迫吉江さんと須田靖子さんが画を載せています。
(2021.1.21)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.56 Dec. 2020に掲載された会員および植物関連の記事です。
・特集は生前当会の顧問もされていた、辻井達一先生です 6-33
・ヒマラヤの花めぐり3 幻のM. マナスルエンシス 梅沢俊 34-37
・山の草花見てある記7 今村敏明(絵)・村野道子(文) 56-57
今回はアズキナシ、ハネガヤ、ヤドリギ
(2021.1.15)

○会員が投稿した論文です。
Noritoshi NITTA and Akitomo UCHIDA:Daphne kamtschatica (Thymelaeaceae), a New Record for Japan from Hokkaido 植物研究雑誌J. Jpn. Bot. 95(6): 341-347, Dec. 2020
新田紀敏,内田暁友:北海道から日本新産のカムチャツカナニワズ(ジンチョウゲ科)を報告
カムチャツカナニワズ Daphne kamtschatica Maxim. (ジンチョウゲ科)を北海道東部の斜里町で確認した.本種はロシアのカムチャツカ地方に固有とされていたので,これは日本新産の報告となり,北海道は本種の分布南限に当たる.カムチャツカナニワズは白い花をつけ,長い地下茎を伸ばして栄養繁殖することに特徴があり,落葉樹林の林床に生育していた.
(2021.1.4)

○梅沢俊さん久々の出版です。
うめしゅんの世界花探訪
梅沢俊 北海道新聞社 B5判 160頁 ◆2,420円(2,200円+税)
発行日 2020.12.23
北海道新聞web版の報道です。2020年12月24日付け朝刊社会面でも紹介されました。

出版社ホームページから: 北海道を代表する植物写真家、「うめしゅん」こと梅沢俊さんによる渾身のフォトエッセー。50年近いキャリアの中で、1990年代前半からは中国・チベットやネパール、ブータンの高地へ毎年のように足を運び、多くの「青いケシ」類の撮影にも成功しました。本書は海外に加え、国内各地の著者こだわりの植物も収録。美しく迫力ある貴重な写真の数々が、見る人を「花の世界旅行」へいざないます。
(2020.12.25)

○会員が投稿した論文です。
姉帯正樹:渡来薬「失鳩答」(ドクニンジン全草)の本草学(後編)ドクニンジン 薬用植物研究42(2):40-50, Dec. 2020
(2020.12.21)

○会員が投稿した論文です。
首藤光太郎・薄葉満・山岸洋貴・藤田優志・志賀隆:日本新産のヒルムシロ属雑種Potamogeton ×angustifolius J. Presl (ヒルムシロ科) APG71(1)和文要旨 植物地理・分類研究68(2):156-157, Nov. 2020
上記のオリジナル論文
A New Record of Potamogeton ×angustifolius J. Presl (Potamogetonaceae) in Japan: Kohtaroh Shutoh et al.APG71(1):33-44, Feb. 2020
(2020.11.20)

○会員が投稿した論文です。
山崎真実・加賀谷仁左衛門・木村益己:ホザキヤドリギ(オオバヤドリギ科)を北海道から初めて記録する 植物研究雑誌95(5):310-314, Oct. 2020
北海道内の自生植物に科が増えました。
(2020.10.23)

○会員が投稿した論文です。
佐々木純一:ニセコ山系ニセコアンヌプリ湿原で発見されたホソバウキミクリ(ガマ科) 水草研究会誌110:39-43, Jul. 2020
(2020.9.18)

○JR北海道車内誌 The JR Hokkaido 2020年8月号 No. 390 Aug. 2020に掲載された記事です。
特集 花と昆虫の生命譜: 5-10
この中で会員の丹羽さんがマルハナバチについてコメントしています。また、下記、「北大総合博物館のすごい標本」が紹介されています。
駅からぶらり旅第65回夏の北海道セレクション2: 21
松山湿原が紹介されています。
(2020.8.21)

○北大総合博物館の紹介。
北大総合博物館のすごい標本
北海道大学総合博物館編 北海道新聞社 A5判 240頁 ◆2,300円+税
発行日 2020.3.19
会員の首藤さんが陸上植物の紹介を担当しています。ボランティア紹介の写真には会員の姿もあります。
(2020.8.21)

○牧野の原点。
牧野植物図鑑原図集 牧野図鑑の成立
牧野図鑑刊行80年記念出版編集委員会 北隆館 B5判・上製・函入・504頁 ◆13,000円+税
発行日 2020.4.20
北隆館創業130年記念出版! 牧野図鑑刊行80年を記念し、北隆館蔵「牧野植物図鑑原図」の最初で最後の蔵出し!限定2,000部発行。
(2020.8.14)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.55 June 2020に掲載された会員および植物関連の記事です。
・野のスケッチ集3最終回 外来種 今村敏明 巻頭-4
・特集 植物と動物の深い絆 生物の相互作用
  植物のしたたかな種子散布戦略 小川巌(文)・中村隆(写真) 6-9
  大雪山で起きている気候変動の兆候 工藤岳 10-13
  シカの増加がマルハナバチを減少させる 知床世界遺産の事例 丹羽真一 16-19
・ヒマラヤの花めぐり2 M・シェリフィーはどこに(下) 梅沢俊 32-35
・山の草花見てある記6 今村敏明(絵)・村野道子(文) 54-55
今回はカキツバタ、ヤナグワ、サクラソウ
(2020.8.14)

○ハスカップのすべてがわかります。
勇払原野のハスカップ市民史 ハスカップとわたし
特定非営利活動法人 苫東環境コモンズ  中西出版 A5判 274頁 ◆1,600円+税
発行日 2019.4.10
会員の小玉愛子さんがエッセイを載せています。

本書帯から:ハスカップは苫小牧の風土を象徴するソウルフード。楚々としたやや洋風な風情で、食べてみると酸味だけでなく驚くほど多様な味。苫小牧や千歳の勇払原野一帯から北海道各地に広がるハスカップは、世界の花卉園芸界でも、ポスト・ブルーベリーの位置にあるのです。苫小牧東部地域(苫東)にあるハスカップの自生地を「コモンズ」(地域が共有するかのような土地)ととらえ、地域住民への聞き取り調査などを含めた実態調査を実施。開拓時代からの暮らしの中での位置づけや、存亡の実態、環境コモンズ研究会のフォーラムでの講演や提言をまとめた、「勇払原野のソウルフード」苫東のハスカップを体系的総合的にとらえた一冊。
(2020.8.14)

○会員が投稿した論文です。
姉帯正樹:ハマナス語源新考 補遺 薬用植物研究41(2):60-67, Dec. 2019
姉帯正樹:渡来薬「失鳩答」(ドクニンジン全草)の本草学(前編)コネイオンと失鳩答 薬用植物研究42(1):47-53, Jun. 2020
姉帯正樹:シイタケ(椎茸、香蕈)の本草学 北海道きのこアドバイザーの会会報 13:1-6, May 2020
(2020.8.11)

○高橋会長の投稿論文です。
Hideki Takahashi and Masumi Yamagishi: A Taxonomic Re-investigation of Papaver miyabeanum and P. fauriei (Papaveraceae) Acta Phytotaxonomica et Geobotanica71(2):147-155, June 2020
利尻島のリシリヒナゲシPapaver fauriei と千島のチシマヒナゲシPapaver miyabeanum をDNA解析で比較した結果、種間関係を見直し、チシマヒナゲシをリシリヒナゲシを母種とする亜種P. fauriei (Fedde) Fedde subsp. shimshirense (Miyabe et Tatew.) Hideki Takah. に組み替えた。
(2020.8.11)

「天上の花園」エゾシカから守れ 2020年7月4日付朝日新聞北海道面で報道された記事です。朝日新聞デジタルで3日に配信されていますが、会員登録がないと途中までしか読めません。
近年問題となっている湿原植物の食害対策として、忌避剤を試すという内容。薬剤師でもある本会会員の佐々木純一さんが調合した唐辛子エキスを使うとのことで、顔写真入りで紹介されています。デジタル版では会員登録しないと顔は出てきません。
(2020.7.5)

○会員が投稿した論文です。
新田紀敏・佐藤謙:イヌカモジグサ(イネ科)北海道に産す 植物研究雑誌95(3):167-170, Jun. 2020
中川博之・佐藤謙:北海道産エゾイトイ(イグサ科)を100年ぶりに確認する 植物研究雑誌95(3):171-176, Jun. 2020
(2020.6.22)

○高橋会長の投稿論文です。
高橋英樹・東隆行:チシマセンブリのサハリン島分布について 植物地理・分類研究68(1):67-70, May 2020
サハリン島にチシマセンブリが分布するという裏付けは得られず、日本の多くの図鑑類の記述は誤りの可能性が高い。
(2020.5.29)

○会員の首藤さんの研究が北海道大学のプレスリリースで紹介されました。
イチヤクソウのアルビノを札幌で発見
American Journal of Botany誌に掲載された内容が紹介されています。
(2020.5.26)

faura(ファウラ) No.62 北海道ネイチャー選集 2020 Apr. の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島からNo.43 「春待つ心」 杣田美野里 46-49
・続報ハマナスの語源 ハマナスとハマナシ、二つの和名を巡って 姉帯正樹 50-53
・連載 北方夲草誌No.16 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物14 保科喜右衛門 68-69
今回はアワ、ハイマツ。
・連載 北方夲草誌No.17 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物17 保科喜右衛門 70-71
今回はナギナタコウジュ、イソツツジ。
・書評欄で会員の杣田さんの「礼文・利尻 花と自然の二島物語」の書評を大橋弘一氏が書いています。
(2020.4.23)

○高橋会長の投稿論文です。
Hideki Takahashi, A. Grabovskaya-Borodina, Teruo Katsuyama: The Type Locality of Carex scita (Cyperaceae) in Japan (英文、日本語要旨あり) 植物研究雑誌95(2):95-101, Apr. 2020
高橋英樹、A. Grabovskaya-Borodina, 勝山輝男 日本産ミヤマアシボソスゲ(カヤツリグサ科)のタイプ産地
(2020.4.21)

○JR北海道車内誌 The JR Hokkaido 2020年4月号 No. 386 Apr. 2020に掲載された記事です。
本田優子 ソンコdeソンコ vol. 97 ヌペ(シュロソウ/アオヤギソウ): 31
この中で会員の姉帯正樹さんの毒性検査結果が紹介されています。アルカロイドのシクロパミンが単眼奇形を生むというやつです。
(2020.4.9)

せたなで新種キンポウゲ発見:北海道新聞電子版 2020年3月18日に報道された記事です。
会誌37号でも紹介されていますセタナキンポウゲの発見が3月18日付北海道新聞朝刊で報道されました。
(2020.3.20)

旭川市北邦野草園研究報告第8号 Mar. 2020に掲載された会員の記事です。
・門田裕一 旭川近郊特産の蛇紋岩植物3種 1-11
・五十嵐博 道北のカラフトアザミ 13-15
・島崎太郎・堀江健二 フォーリーガヤ(イネ科)の分布と生育状況について 17-24
・佐藤謙・中川博之 大雪山系忠別だけの維管束植物相 25-41
・堀江健二 北海道・上川管内の温帯要素系植物 43-46
・島崎太郎 藻琴山の登山道沿いの植物相 47-57
(2020.3.16)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.54 Dec. 2019に掲載された会員および植物関連の記事です。
・野のスケッチ集2 勝納川の草花 今村敏明 巻頭-
 「印象で描いており、厳密性に欠ける場合がある」と注がついていますが、選択を含めて確かに違和感があります。勝納川とはどこの川かわからないなど不親切で、なぜこのコンテンツを載せるのか?
・新連載 ヒマラヤの花めぐり1 M・シェリフィーはどこに(上) 梅沢俊 32-35
 会員の梅沢俊さんの久々の連載です。
・山の草花見てある記5 今村敏明(絵)・村野道子(文) 58-59
今回はイワカガミ、ツルリンドウ、トチノキ、ツルウメモドキ
・リレーエッセー 私のとっておきの場所5 丹羽真一 65
 会員の丹羽さんが青葉緑地(札幌市厚別区)を紹介しています。
(2020.1.10)

○北海道からキンポウゲの新種(英文、日本語要旨あり)
植物研究雑誌94(6):333-341, Dec. 2019
Two New Species of Ranunculus (Ranunculaceae) from Japan Kadota Y. and Miura N.
日本産キンポウゲ属(キンポウゲ科)の2新種 門田裕一、三浦憲人 植物研究雑誌94(6)
日本語要旨の要約:セタナキンポウゲ(新称)Ranunculus hondanus Kadota は、せたな町特産で、林間の湿地に生育する。根生葉が三全裂し、花は茎葉に対生するかたちで単生し、萼裂片が反曲する点はツルキツネノボタンに近いが、1.地面を這わずに斜上、2.花の径が12-15mmと大きい、3.花弁が倒卵形で大きく長さ7-8mm、4.花弁の付属体は蜜線と癒合、5.集合果は大きく径8-10mm、6.瘦果に短い柄と長さ1.5mmで先端が強く屈曲する残存花柱がある点が異なる。種形容語は第1発見者の本多丘人氏(管理人の注:本会会員)に因む。平凡社、日本の野生植物2(2016)でツルキツネノボタンが北海道に分布するとしたのは誤り。
(2019.12.23)

○北海道からクゲヌマランの新品種
Acta Phytotaxonomica Geobotanica70(2):135–138, Jun. 2019
A new peloric form of Cephalanthera longifolia (Orchidaceae) from Japan and Bhutan Suetsugu K., Hayakawa H.
放射相称花をつけるクゲヌマランの新品種ホシガタクゲヌマラン(ラン科) 末次健司、早川宗志
植物地理・分類研究67(2)に和文要旨あり。
(2019.12.10)

○会員が投稿した論文です。
Acta Phytotaxonomica Geobotanica70(2):129–134, Jun. 2019
The identity of an alien Utricularia (Lentibulariaceae) naturalized in Jaoan Kadono Y., Noda T., Tsubita K., Shutoh K., Shiga T.
日本国内で野生化した外来タヌキモ属植物の同定 角野康郎、野田智祥、坪田和真、首藤光太郎、志賀隆
植物地理・分類研究67(2)に和文要旨あり。
(2019.12.10)

○会員が投稿した論文です。
植物地理・分類研究67(2):165–178, Nov. 2019
地域植物研究会等の現状:アンケートに基づく考察 角野康郎ほか15名野中に持田誠
全国のアマチュア植物研究団体・愛好団体を分析した。道内からは北海道植物友の会が調査対象となっている。当会は入っていない。
(2019.12.10)

○会員が投稿した論文です。
Bamboo Journal31:22–30, Mar. 2019
野幌森林公園におけるクマイザサの部分開花後16年間の植生変化 佐藤広行・持田誠
クマイザサの部分開花枯死後、16年間の植生変化を観察したものです。開花後、多様な植物が生育するようになりましたが、その後は、外来植物や被圧の競争に強い植物が優勢となり、まるで三国志のように群雄割拠の時代が始まって、領土の奪い合いが進むものの、次第に周囲のクマイザサが侵入し、クマイザサが再統治する時代が来ることを示唆するものです。
(2019.10.28)

○地域植物図鑑です。
美唄山の植物ハンディ図鑑
新田紀敏 エコ・ネットワーク B6判 112頁 ◆800円+税
発行日 2019.8.10

美唄山というローカルな山を取り上げ、登山道沿いで見られる植物を紹介している。登山しながら植物観察をすることを前提にしており、登山地図がついておりピンポイントで生育場所を示している。掲載種はフロラ調査に基づいており、巻末には植物目録がつけられている。検索方法は花の色と形で見当がつけられるように、花のアップ写真を集めた花色検索のページが冒頭に配置されている。今のところエコ・ネットワークと美唄市宮島沼水鳥・湿地センターで販売されている。
(2019.10.18)

○新しい植物分類表です。
新維管束植物分類表
米倉浩司  北隆館 B6判 358頁 ◆3,000円+税
発行日 2019.3.1

筆者が序文の中で「本書の寿命が前書のように短命にならないことをひそかに期待したい。」と述べているように旧同名書は2013年4月発行なので6年足らずで改訂となった。それだけAPGを初めとした分子系統学の進展はめざましいことの証明となっている。本書を見れば世界の植物分類体系がわかると言っても、200ページを超える目・科・属の羅列は素人の手には負えない。分類の研究者以外には縁が薄い書であることは確か。
(2019.9.24)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.52 Jun. 2019に掲載された会員および植物関連の記事です。
・アポイ岳の貴重な高山植物の保全と再生に向けて 丹羽真一 26-29
・Mally's Gallery 初夏の彩り 写真:中村隆 表紙裏
・山の草花見てある記3 今村敏明(絵)・村野道子(文) 58-59
今回はキンロバイ、コウボウムギ、アオイスミレ、シラネアオイ
(2019.7.22)

○会員が投稿した論文です。
知床博物館研究報告41:19–39, Mar. 2019
望ヶ丘森林公園の植物相 松下(宮野)和江・滝谷 江美・鈴木 三男
標津町市街地近くの公園です。
植物地理・分類研究67(1):67-72,Apr. 2019
千島列島南部のスイセン逸出 V. Yu. バルカロフ・Yu. N. スンドゥコフ・三宅幹雄・福田知子・高橋英樹
和文です。
(2019.5.14)

北海道林業試験場報告研究報告第56号 Mar. 2019に掲載された会員の報告です。
・新田紀敏 美唄山(北海道空知地方)の維管束植物相 21-30
(2019.4.24)

faura(ファウラ) No.61 北海道ネイチャー選集 2019 Apr. の植物関係記事。(この号から年1回の発行となりました。)
・北海道 大地の花束 いがりまさし 2-9
・世界に誇る美花札幌のシラネアオイ大群落 ファウラ編集部 16-21
 滝野スズラン公園の中です。
・野の花が好き~礼文島からNo.42 「一期一会」 杣田美野里 28-31
・北海道の花「ハマナス」語源を探る 姉帯正樹 36-41
・連載 北方夲草誌No.14 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物12 保科喜右衛門 68-69
今回はシラカンバ、シイタケ。
・連載 北方夲草誌No.15 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物13 保科喜右衛門 70-71
今回はヒシ、フッキソウ、ガンコウラン。発行回数の変更で変則的に2回分掲載されたようです。
・書評欄で会員の梅沢さんの「北海道の草花」の書評を大橋弘一氏が書いています。

faura(ファウラ) No.61 北海道ネイチャー選集 2019 Apr. の植物関係記事。(この号から年1回の発行となりました。)
・北海道 大地の花束 いがりまさし 2-9
・世界に誇る美花札幌のシラネアオイ大群落 ファウラ編集部 16-21
 滝野スズラン公園の中です。
・野の花が好き~礼文島からNo.42 「一期一会」 杣田美野里 28-31
・北海道の花「ハマナス」語源を探る 姉帯正樹 36-41
・連載 北方夲草誌No.14 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物12 保科喜右衛門 68-69
今回はシラカンバ、シイタケ。
・連載 北方夲草誌No.15 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物13 保科喜右衛門 70-71
今回はヒシ、フッキソウ、ガンコウラン。発行回数の変更で変則的に2回分掲載されたようです。
・書評欄で会員の梅沢さんの「北海道の草花」の書評を大橋弘一氏が書いています。 (2019.4.24)

○会員が投稿した論文です。
北海道大雪山産チシマイワブキ(ユキノシタ科)の新染色体数 福田知子,池田博 植物研究雑誌 Vol.94(2):78-81, Apr. 2019
北海道更別村の防風林で絶滅危惧種ヤチカンバ集団を発見 速水将人,岩崎健太,新田紀敏,中濱直之 植物研究雑誌 Vol.94(2):117-122, Apr. 2019
(2019.4.23)

○会員が投稿した論文です。
極東アジアのジンチョウゲ科 Thymelaeaceae ジンチョウゲ属 Daphne オニシバリ亜節 Subsect. pseudomezereum の分類・分布と保護 新田紀敏 北海道の林木育種 Vol.61(2):18-21, Mar. 2019
(2019.3.26)

旭川市北邦野草園研究報告第7号 Mar. 2019に掲載された会員の記事です。
・新田紀敏 東野幌湿原の植物相 17-24
・佐藤謙・中川博之 北海道日高山脈額平川流域パンケチエブ沢の維管束植物相 33-58
・堀江健二 北海道・上川管内の植物 59-85
(2019.3.15)

○ヤナギの図鑑です。
ヤナギハンドブック
解説 吉山寛・写真 茂木透  文一総合出版
新書判 176頁
◆2,300円+税
発行日 2019.3.10

ヤナギは樹木の中では見分けが難しい仲間ですが、本書は国内で見られる栽培種を含めた30種、5亜種、2変種に加えて確認されている31雑種のすべてを解説している。基本的に1種に見開き2ページをあて、花の細部まで詳しく写真と線画で説明されている。ヤナギに少し興味を持った方から、研究者まで広く活用できる内容になっている。
(2019.3.11)

○会員が投稿した論文です。
タネツケバナ属3種(アブラナ科)の北海道、千島列島とサハリンにおける分布 佐藤広行,五十嵐博,蝦名順子 植物研究雑誌 Vol.94(1):27-34, Feb. 2019
・標本調査と現地調査からアイヌワサビは北海道北・東部、サハリン南部、エゾワサビは北海道からサハリン南部まで広範に日本海側、エゾノジャニンジンは国後島と日高の蛇紋岩地帯に分布することを明らかにした。
(2019.2.22)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.51 Dec. 2018に掲載された会員および植物関連の記事です。
・山の草花見てある記2 今村敏明(絵)・村野道子(文) 58-59
今回はフクジュソウ、アキノノゲシ、ヒメイチゲ、コヨウラクツツジ
・表紙は梅沢俊さんの「霜の花が咲いた高山植物」
 2018年4月23日~28日に青いケシの世界という写真展があるとの宣伝あり。
(2019.1.25)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.50 Sep. 2018に掲載された会員および植物関連の記事です。
・北の研究者物語【植物学】 高橋英樹 表紙裏-1
 宮部金吾から舘脇操までの北海道植物研究史の紹介。
・山の草花見てある記1 今村敏明(絵)・村野道子(文) 58-59
新連載です。今回はギンラン、エゾタツナミソウ、ネナシカズラ、エゾトリカブト
・書評欄で会員の丹羽真一さんが会員の梅沢俊さんの新刊「北海道の草花」を紹介しています。63
(2018.10.12)

○会員が投稿した論文です。
札幌市中心部に生育するイネ科植物の花粉生産量-オオスズメノテッポウ・カモガヤ・ノゲシバムギ・クサヨシを例として- 佐藤広行,ほか多数 日本花粉学会会誌 Vol.64(1):1-5, Sep. 2018
(2018.10.12)

○会員が投稿した論文です。
オクシリエビネ(ラン科)の新産地および生育環境 佐藤広行,伊藤美穂子,加藤康子 植物研究雑誌 Vol.93(4):278-286, Aug. 2018
・標本調査と現地調査からオクシリエビネの同定形質を確認し、分布を整理した。また、生育環境の調査から、保護対策としてササ刈りなどの光環境改善を提案している。
(2018.8.21)

○北海道の植物図鑑の最新版です。
北海道の草花
梅沢俊 著  北海道新聞社
B5判 400頁
◆3,600円+税
発行日 2018.6.30

・会員の梅沢俊さん45年の集大成となる渾身の図鑑。道内約1,950種をすばらしい写真3,700点余で解説している。
・北海道のシダ植物入門図鑑に続いて写真に引出線を入れて理解を助けている。
・草本および主な小低木を収録したと断っているが、サクラ類はチシマザクラ以外はカット、ナナカマド類はナナカマドだけが仲間はずれ、ツルウメモドキはあるのにツルアジサイはないなど、掲載種の選択に若干の疑問はあるものの道内の植物愛好家、研究者には必携の書。
・掲載種と写真の多さからハンディーサイズではないがぜひ書棚に1冊置きたい本。
ちなみに、配列は原則として平凡社「改訂新版日本の野生植物1-5」に準拠したとなっているが、かなり違うところがあるのはどうしたことか。
(2018.7.31)

○APGの解説本です。
新しい植物分類体系
伊藤元己・井鷺裕司 著  文一総合出版
A5判 176頁
◆2,400円+税
発行日 2018.6.30

分類体系が大きく変わるということは、分類をやっている人には一大事ですが、一般の人にはピンとこないかも知れません。それでも慣れ親しんだ科がなくなったり、聞いたことがない科ができたり、大挙して違う科に引っ越したりと意外と影響を受けるかも知れません。
本書は分類の成り立ちから説き起こし、APG分類体系のまとまりごとに細部を解説しています。かなり易しく書かれていますが、やはり一般には必要ないかも。
(2018.7.25)

○スゲの分布図です。
日本産スゲ属植物分布図集
すげの会 著・正木智美 編  すげの会
B5判 766頁
◆4,000円ですが、書店では取り扱っていないと思われます。すげの会へお問い合わせください。
発行日 2018.7.1

日本全国320分類群余りのスゲ全種を網羅した分布図集。引用した標本の一覧表がついています。
当会からは高橋会長と内田曉友さんが協力しています。
(2018.7.12)

○青森県の植物目録です。
新青森県植物目録
細井幸兵衛 著・弘前大学白神自然環境研究所 編  自費出版
B5判 166頁
◆非売品
発行日 2018.3.10

1994年12月発行の「青森県野生植物目録」の改訂版とのことです。
青森県内の3000種近い植物を掲載しており、分布量も5段階で示しています。
全部が標本に基づいている訳ではないようです。
(2018.7.9)

faura(ファウラ) No.60 2018 Jun. SUMMER の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島からNo.41 「夏の蕊たち」 杣田美野里 52-55
・連載 北方夲草誌No.13 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物11 保科喜右衛門 68-69
今回はチシマザサ、ワラビ、スギナ。
(2018.6.25)

○会員が投稿した論文です。
Chromosome Number of Microtropis japonica (Celastraceae) in Japan 日本産モクレイシ(ニシキギ科)の染色体数 福田知子,山田孝幸,牧雅之 植物研究雑誌 Vol.93(3):208-210, Jun. 2018
マリモ(アオミソウ科)に根付いたクロモ(トチカガミ科)の標本について 佐藤広行,細川音冶 植物研究雑誌 Vol.93(3):211-214, Jun. 2018
・北大総合博物館で見つかった根茎にマリモが付着したクロモの標本について、形状を報告し、マリモへの悪影響を示唆している。
(2018.6.22)

○ツツジ・シャクナゲに特化した図鑑です。
ツツジ・シャクナゲハンドブック
渡辺洋一・髙橋 修  文一総合出版
新書判 108頁
◆本体1,400円+税
発行日 2018.4.2

本書の特徴(出版社ホームページより)
日本で見られる野生のツツジとシャクナゲのすべて、全65種掲載。各種の特徴が分かる生態写真や部分アップ写真を多用し、違いが比較しやすい。園芸品種や海外のツツジの概略も紹介したフィールド図鑑。
(2018.6.21)

北海道博物館研究紀要第3号 Mar. 2018に掲載された会員の記事です。
・水島未記・野幌森林公園植物調査の会・扇谷真知子・濱本真琴・堀繁久・表渓太 野幌森林公園地域の種子植物相 79-118
過去にもう一つありました。
北海道博物館研究紀要第2号 Mar. 2017
・山崎真実・上村純平・水島未記・持田誠・野幌森林公園植物調査の会・扇谷真知子・濱本真琴 野幌森林公園のため池および周辺の水生植物相―2000~2004年と2016年の調査から― 61-82
(2018.4.30)

旭川市北邦野草園研究報告第6号 Mar. 2018に掲載された会員の記事です。
・中川博之・佐藤謙 北海道夕張山地、芦別岳夫婦岩の維管束植物相 1-14
・堀江健二 上川管内の新種植物~テシオキンバイソウ~ 31-32
・堀江健二 日本生態学会 報告 47-48
(2018.3.20)

faura(ファウラ) No.59 2018 Mar. SPRING の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島からNo.40 「春の蕊たち」 杣田美野里 46-49
・きのこ そのミクロな世界 菌類と植物の関係15 糟谷大河 58-59
 この中でドロノキについて触れられています。
・ファウラ博物誌56 松浦武四郎が綴った蝦夷地28 鈴木茶渓「唐太日記」を読む(前篇) 河井大輔 66-67
 この中でオニクが扱われています。
・連載 北方夲草誌No.12 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物10 保科喜右衛門 68-69
今回はアキタブキ、ポロナイブキ。
・書評欄で会員の杣田さんの新刊著書「礼文短歌 蕊」の書評を箱崎岩男が書いています。
(2018.3.16)

○釧路の会員の佐藤照雄さんの著書、『釧路のスミレ フォト&ハンドブック』が発行されました。
釧路地方の全市町村、1000箇所以上を調査して確認した自生27種、外来9種のスミレを紹介しています。
1種ずつ詩歌とともに生育環境を示し、全体像と細かい形態を美しい写真とともに解説しています。
釧路地方のスミレの概説と北海道のスミレ科の目録もあります。
新書判・156 頁
定価1,000円(ほかに送料は1冊215円、2冊300円)

一般の書店には置いていません。
●注文方法/申し込み及び送金は、ゆうちょ銀行の振込用紙で行ってください。
●送金方法/口座記号及び口座番号は 「02700-6-11796」、加入者は「佐藤照雄」あて。
 郵便番号、住所、名前、連絡先を記入してください。振り込み確認後、すぐに発送します。
●問合せ先/佐藤照雄 E―mall:grus15@marimo.or.jp

そのほか、釧路市立博物館、道立釧路芸術館、温根内ネイチャーセンター、春採湖ネイチャーセンター、阿寒湖畔エコミュージアムセンター、川湯エコミュージアムセンター、塘路湖エコミュージアムセンター、霧多布湿原センターの8施設で1冊1,000円で販売しています。
(2018.3.15)

faura(ファウラ) No.58 2017 Dec. WINTER の植物関係記事。
・きのこ そのミクロな世界 菌類と植物の関係14 糟谷大河 58-59
 この中でツチアケビについて触れられています。 ・野の花が好き~礼文島からNo.39 「結ぶ」 杣田美野里 60-63
・連載 北方夲草誌No.11 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物9 保科喜右衛門 68-69
今回はオニノヤガラ、コウホネ。
(2018.1.13)

分類 Vol.17 No.2 Dec. 2017に掲載された会員の論文です。
・佐藤広行・本多丘人・松本一江・菊池由恵・岩佐範子・長尾憲子・酒井信 北海道におけるナガミノツルケマンの再発見
・佐藤広行・高橋英樹 イネ科ヤマアワ(ノガリヤス)属のノガリヤスの東限
(2018.1.12)

○海岸植物の図鑑です。
日本の海岸植物図鑑
中西弘樹(長崎大学名誉教授) トンボ出版
B5判 272頁 全カラー上製本(ハードカバー)
◆本体12,000円+税
発行日 2017.12.15

本書の特徴(出版社パンフレットより)
・これまでの海岸植物図鑑と比べてはるかに多く234種をカラー写真840点余で掲載。
・花・果実・群落のほか生息海岸の景観写真も載せた。
・絶滅した県・新発見の県、沖縄から北海道までの海岸をクリア。
・種の生育立地や散布方法・分布・形態の解説、とくに海流散布の情報も掲載。
・明らかになった和名の語源についても解説。
(2017.12.26)

○会員の佐藤さんが会員の博物館ボランティアのお手柄を紹介しています。
北海道大学総合博物館植物標本庫(SAPS)から発見された新渡戸稲造のシダ標本 佐藤広行 植物研究雑誌 Vol.92(6):369-372, Dec. 2017
(2017.12.20)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.47 Sep. 2017に掲載された会員の記事です。
・特集 北海道生きもの調査2 北大札幌キャンパスの自然環境を守る 丹羽真一・大原昌宏 24-25
 その他に「円山公園での外来植物除去活動」「野付崎の植生変化の概要」があります。
(2017.9.29)

faura(ファウラ) No.57 2017 Sep. AUTUMN の植物関係記事。
・特集 天然記念物 in 北海道 7-41
 この中で大雪山、藻岩山・円山、アポイ岳、標津湿原、礼文島、大津海岸トイトッキ浜・長節湖畔の植物が紹介されています。 ・野の花が好き~礼文島からNo.38 「返り花」 杣田美野里 46-49
・連載 北方夲草誌No.10 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物8 保科喜右衛門 68-69
今回はカラハナソウ、イケマ。
(2017.9.29)

○平凡社が完結しました。
改訂新版 日本の野生植物 5
大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編 平凡社
四六倍判 760頁
◆本体24,000円+税
付録
改訂新版 日本の野生植物 総索引
大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編 平凡社
四六倍判 144頁
発行日 2017.9.20

第1巻が出たのが2015年12月でしたので、実に3年越しでした。
今回は最後なので別冊の総索引が付いています。これで調べやすくなりました。
この巻では道内からの執筆はありませんが、次のとおり会員が写真を提供しています。高橋会長(チシマルリソウ、チシマウスユキソウ)、梅沢俊さん(多数)、内田曉友さん(アキノコハマギク)、堀江健二さん(カムイトウヒレン)、国京潤一さん(イワテヒゴタイ、イワテヤマトウヒレン)。
このシリーズでは道内で知られていなかった植物がいくつか出ています。今回もハイツリガネニンジンは初耳でした。また、理由がよく分かりませんがアッケシアザミがシコタンアザミの別名になるなど分類の検討が進んだようです。そのうちどなたかチェックしてみませんか。
(2017.9.29)

北東北維管束植物分布図が出ています。
藤原陸夫・阿部裕紀子 秋田植生研究会
B5判 804ページ
発行日 2017.3
・とにかく膨大なデータに基づき、4000分類群近い植物の分布図が載っています。
・著者は秋田県植物目録と同じ方々です。
・残念ながら入手方法等ネット上に詳しい情報は出ていませんでした。
(2017.9.26)

植物地理・分類 Vol.65 No.1 Jul. 2017に掲載された会員の論文です。
・佐藤広行 花被片が仏炎苞のような器官に変化したミズバショウ(英文、和文要約付き) 23-24
(2017.9.26)

Bamboo Journal No.30 Mar. 2017に掲載された会員の論文です。
・佐藤広行 2年連続開花したミヤコザサの開花桿の観察 57-60
(2017.9.26)

○岩見沢のイネ科植物ハンドブックです。
とねべつ自然休養林観察ガイドブック7イネ科植物編
利根別自然休養林研究会代表芳賀卓 自費出版
B6判 165ページ
300円(送料別) 発行日 2016.7.1 ・初心者向けにわかりやすい解説を工夫しています。大きさも持って歩くのに便利なサイズです。ただし利根別地区で見られる65種のみの掲載です。 ・ガイドブックシリーズの第7巻です。これまでに出されたものは、1 春・初夏の野草編1989年(1995年改訂)、2 夏・秋の野草編1991年、3 樹木編1992年、4 キノコ編1993年、5 昆虫編1998年、6 シダ植物編2007年 です。 (2017.7.7)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.46 Jun. 2017に掲載された会員の記事です。
・特集 北海道生きもの調査 苫小牧美術博物館「あみゅー」市民参加のタンポポ調査 小玉愛子 30-31
(2017.6.24)

faura(ファウラ) No.56 2017 Jun. SUMMER の植物関係記事。
・花の湿原霧多布 編集部 30-31
・野の花が好き~礼文島からNo.37 「エゾイブキトラノオ」 杣田美野里 36-39
・連載 北方夲草誌No.9 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物7 保科喜右衛門 68-69
今回はエゾノリュウキンカ、エゾニュウ、ユキザサ。
(2017.6.15)

○北海道 福島町 蒼いイリュージョン。
福島町と福島町観光協会が出しているパンフレットで会員の清水和男さんが自然を紹介しています。
大千軒岳 山が[花の海]と化す
(2017.4.26)

○湿地の総合解説書です。
湿地の科学と暮らし 北のウェットランド大全
矢部和夫・山田浩之・牛山克巳 監修 北海道大学出版会
A5判 364頁
◆本体3,400円+税
発行日 2017.4.25

会員2名が執筆しています。
山崎真実 類似品にご注意ください―水生植物とは? 81-92
小玉愛子 コラム ハスカップ―湿原の利用の一例として 147-148
(2017.4.21)

○タンポポの図鑑です。
タンポポハンドブック
保谷彰彦 著 文一総合出版
新書判 88頁
◆本体1,250円+税
発行日 2017.2.19

タンポポのみ27種の図鑑です。
タンポポ属の解説と似た植物10種との比較もあります。
(2017.4.14)

○シダ図鑑第2巻です。
日本産シダ植物標準図鑑2
海老原 淳 著、日本シダの会企画・協力 学研プラス
A4判 507頁
◆本体20,000円+税
発行日 2017.3.31

当会から内田曉友さん、武田千恵子さんが協力しています。
会誌34号に報告があるネイチワラビがぎりぎりで滑り込んでいます。
(2017.4.14)

植物地理・分類 Vol.64 No.2 Mar. 2017に掲載された会員の共著です。
・勝山輝男・藤田玲 北海道でホソスゲを再発見する
その他の道内関係記事
・冨士田裕子・大橋佑喜子・菅野理 チャボイを北海道の塩湿地で発見
(2017.4.11)

浦幌町立博物館紀要第17号 Mar. 2017に掲載された会員の記事です。
・持田誠・持田直也 吉田康登氏採集の植物標本(2) 19-25
(2017.4.11)

○いつも発刊が遅れる平凡社の第4巻がやっと出ました。
改訂新版 日本の野生植物 4
大橋広好・門田裕一・邑田仁・米倉浩司・木原浩 編 平凡社
608頁
◆本体22,000円+税
発行日 2017.3.10

この巻では高橋会長がモウセンゴケ科、ハナシノブ科、サクラソウ科、ツツジ科の内ギンリョウソウ亜科、イチヤクソウ亜科を執筆しています。また会員から梅沢俊さんが多数の写真を提供しています。
(2017.3.17)

faura(ファウラ) No.55 2017 Mar. SPRING の植物関係記事。今号は植物が多く取り上げられています。このほかにも森、樹木に関する記事あり。
・北海道・春の森の花カタログ 編集部 18-19
・札幌の原風景を今に伝える北大植物園 編集部 26
・写真家セレクション春私の好きな北海道の森 羊蹄南麓の森 中山浩樹 30-33
・同 阿寒の森 北海道の原風景 山本光一 38-41
・野の花が好き~礼文島からNo.36 「エゾノハクサンイチゲ」 杣田美野里 46-49
・きのこ そのミクロの世界 菌類と植物の関係11 糟谷大河60-61
・連載 北方夲草誌No.8 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物6 保科喜右衛門 68-69
今回はツルニンジンとバアソブ。
・書評欄に本会会員の船迫吉江著「花譜北の野生ラン」の書評を大橋弘一氏が書いています。 73
(2017.3.14)

旭川市北邦野草園研究報告第5号 Mar. 2017に掲載された会員の記事です。
・新田紀敏 美唄湿原の植物相 37-45
・堀江健二 旭川市産の新種植物~カムイトウヒレン~ 47-48
(2017.3.10)

北国研究集録第15号 Mar. 2016(名寄市北国博物館発行)に掲載された会員の記事です。
・堀江健二 三浦忠一氏標本に見られる絶滅危惧植物 11-14
(2017.3.10)

○士別市立博物館報告第34号 Mar. 2016に掲載された会員の記事です。
・堀江健二 士別市維管束植物 1-46
(2017.3.10)

DVD版 北海道の植物図鑑 Aug. 2016が発売されています。
・2015年に亡くなられた谷口弘一氏が撮りためた写真を使い、ご子息が発刊しています。謝辞の中に、鮫島、野坂、梅沢、吉中、佐々木孝人、小林孝光、本多という名前が見えるので本会にも関係の深い図鑑です。
1冊21,600円と安くはありませんが、これまでの図鑑と違った写真の質の高さや使い方があるようです。現在のところ北海道の植物図鑑 教材・素材集  第1巻「白色・クリーム色の花」  第2巻「黄色の花」 第3巻「うすい色・緑色・赤茶色・こげ茶色の花」が出ているようです。全部で5巻構成の予定です。
(2017.1.29)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.45 Dec. 2016に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩最終回 エノコログサ/ヒヨドリバナ/オオイタドリ/ノブキ 46-47
(2017.1.27)

○道東にクロツバラ(クロウメモドキ科)があるそうです。
北海道草木の栞4クロツバラとミヤマハンモドキ 河原孝行 北方林業 Vol.68(1), Jan. 2017
・釧路市の高嶋八千代さんの紹介で現地確認したとのことです。
(2017.1.19)

○旧アジサイ属の再分類が提案されています。
Generic Segregation of Some Sections snd Subsections of the Genus Hydrangea (Hydrangeaceae)(旧アジサイ属の再分類と学名提唱) 大場秀章,秋山忍 植物研究雑誌 Vol.91(6), Dec. 2016
Hydrangeaを複数の属に区分し、ツルアジサイをCalyptranthe petiolaris (Siebold & Zucc.) H. Ohba & S. Akiyamaに、ノリウツギをHeteromalla paniculata (Siebold) H. Ohba & S. Akiyama へ変更することを提案している。
(2017.1.16)

○会員の内田さんが報告を書いています。
FIELD NOTE カムチャツカに植物を探す 内田曉友 Arctic Circle 北海道立北方民族博物館友の会季刊誌 No.101 Dec. 2016
・内容は2013年に、やはり会員の福田知子さんと敢行したカムチャッカ調査の概要です。
(2017.1.5)

○高橋会長がロシアのVarkalov氏と共著で発表しています。
A Floristic Study of Vascular Plants in Ushishir, the Middle Kuril Islands(中千島ウシシル島の維管束植物相研究) 高橋英樹, V. Yu. Barkalov 植物研究雑誌 Vol.91, 創刊100周年記念号 Dec. 2016
○キンポウゲ科キンバイソウ属の再検討です。
A Revision of the Genus Trollius (Ranunculaceae) in Japan (日本産キンバイソウ属(キンポウゲ科)の分類学的再検討) 門田裕一, 植物研究雑誌 Vol.91, 創刊100周年記念号 Dec. 2016
・低地に生育するソウヤキンバイソウ節を提唱し、道内関係ではソウヤキンバイソウ、テシオキンバイソウ、ボタンキンバイソウ、レブンキンバイソウ、ヒダカキンバイソウ、シナノキンバイソウ(新学名)を整理している。
(2016.12.26)

faura(ファウラ) No.54 2016 Dec. WINTER の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島からNo.35 「芽鱗」 杣田美野里 46-49
・連載 北方夲草誌No.7 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物5 保科喜右衛門 68-69
今回はオオウバユリ。
(2016.12.16)

東北のアザミとその仲間たち Oct. 2016
国京潤一著 自費出版 A5判 128頁
定価 2,500円(送料込み)
発行日 2016年10月27日
本会会員・国京さんのアザミ図鑑が出版されました。東北地方をカバーし、最新の知見に基づく55種の写真・解説・検索表を載せた力作です。総苞片や小花、腺体といった細かい部分写真でわかりやすく解説しています。
著者本人のみが販売しているようですので、購入希望の方は下記へご注文ください。
住所:〒981-8003 宮城県仙台市泉区南光台6丁目30-6
Email: tukumogusa@hotmail.com
(2016.11.4)

○シダ図鑑第1巻です。
日本産シダ植物標準図鑑1
海老原 淳 著、日本シダの会企画・協力 学研プラス
476頁
◆本体20,000円+税
発行日 2016.7.16

全2巻のうちの第1巻で、IIは12月の発刊予定。「日本のシダ植物図鑑」(東大出版会)全8巻の後継でもあるが、内容はかなり大胆に刷新している。
当会から内田曉友さん、武田千恵子さんが協力しています。
日本シダの会ホームページから
日本産のシダ植物を分子系統学的手法で解析・整理した分類にのっとった図鑑。写真・図版で個々の特徴を示し、生育環境や部位ごとに規則的に解説し、初心者でも比較や検索しやすい検索表充実。また分布は解説のほかに、分布図でも掲載。
 日本シダの会ホームページ。パンフレット、内容見本が出ています。すでに正誤表も出ています。
(2016.10.14)

○発刊が遅れていた平凡社の第3巻です。
改訂新版 日本の野生植物 3
大橋広好・門田裕一・邑田仁・米倉浩司・木原浩 編 平凡社
604頁
◆本体22,000円+税
発行日 2016.9.20

この巻では道内関係者の執筆はありませんが、会員から梅沢俊さんが多数、高橋会長がタライカヤナギ(雄花序と雄株)、五十嵐さんもタライカヤナギ(若樹)の写真を提供しています。
(2016.9.29)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.44 Sep. 2016に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩19 ヤマハギ/ハマヒルガオ/ヤブハギ/オトコエシ 44-45
(2016.9.29)

faura(ファウラ) No.53 2016 Sep. AUTUMN の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島からNo.34 「ツリガネニンジン」 杣田美野里 50-53
・連載 北方夲草誌No.6 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物4 保科喜右衛門 68-69
今回はエゾエンゴサク、クロユリ。
・高橋会長の編著「ランの王国」の書評が出ています。 76
(2016.9.17)

○会員の岡田尚武さんが公開しているデジタル本が新しくなっています。
北の息吹の中にある地球の息吹がVer.3になりました。Sep. 2016
以下、ご本人から
7月のスイスアルプス山行の結果を取り込んで、海外のワイルドフラワーののデジタル本「地球の息吹」をバージョンアップし、Ver. 3としました。興味のある方は「北の息吹」のダウンロードページにアクセスし、必要があればご自分のパソコンに保存して下さい。
(2016.9.14)

○チョウジソウの分布などの報告です。会員も協力しています。
日本におけるチョウジソウ Amsonia elliptica (キョウチクトウ科)の産地とその現況 冨士田裕子ほか, 保全生態学研究 21 Sep. 2016
(2016.9.3)

○THE JR Hokkaido No.342 Aug. 2016
JR北海道車内誌
遅くなりましたが、山地湿原を特集しています。松山湿原、浮島湿原、雨竜沼湿原です。
会員の佐々木さんが大きく取り上げられています。

車内に置かれるのはあとわずかですが特急に乗ったときは是非ご覧ください。
(2016.8.26)

花譜 北の野生ラン Jul. 2016
船迫吉江著 共同文化社
定価 3,024円(本体2800円+税)
発行日 2016年7月15日
本会会員・船迫さんの3冊目の植物画集が出版されました。道内のランのほとんどを収録する労作です。収録種の一覧はこちら。
今のところ北大総合博物館のミュージアムショップでのみ販売していますが遠隔地の方は下記へご注文ください。まとめ買いがお得です。
住所:060-0007 札幌市中央区北7条西24丁目2-6 船迫吉江
Email:y_sumire_311@yahoo.co.jp FAX:011-615-3711
1-4冊の場合 1冊あたり定価2,800円+税  +送料
5冊以上の場合 15%割引+税(送料無料)
(2016.7.31)

ランの王国 Aug. 2016
高橋英樹編著 北海道大学出版会
A4判・並製本・128頁
定価 1,994円(本体1,800円+税)
発行日 2016年8月1日
本会の高橋会長が博物館の企画展示にあわせて同じタイトルで出版します。
●本書の特徴(出版社ホームページより)
ランは花の多様性や栽培の難しさ故に愛好家が多い。中国やオーストラリアの野生ランをカラーで紹介するとともに,多様な種分化を可能とした昆虫や菌類との共生などの適応戦略をわかりやすく解説する。絶滅の危機にある日本での保護活動についても言及する。
●目次
虫を騙す花に あなたも騙されてみませんか/中川光弘 
  第Ⅰ部 ランの多様性  
第1章 ラン科の多様性と分類システム/高橋英樹
第2章 西オーストラリア州のラン多様性―ランのホットスポット―/キングスレイ・ディクソン,アンドリュー・ブラウン/高橋英樹訳
第3章 ランの楽園 中国四川省の黄龍渓谷/イボ・ルオ,リ・ドン,ホルガー・ペルナー/高橋英樹訳
第4章 千島列島のラン/高橋英樹
第Ⅱ部 ランの適応戦略
第5章 ランの適応進化シンドローム/高橋英樹
第6章 ランの花の多様なかたち―“虫のまなざし”が創り出した最高傑作―/杉浦直人
第7章 レブンアツモリソウの花生物学/杉浦直人
第8章 菌なしでは生きられない植物・ラン/遊川知久
第Ⅲ部 ランの保全とその取り組み
第9章 日本のラン保全活動/高橋英樹
第10章 レブンアツモリソウの保全活動/高橋英樹
第11章 北大植物園ラン科コレクションの過去・現在・未来/永谷工
(2016.7.26)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.43 Jun. 2016は北方山草会の総力戦の様相です。会員の記事がてんこ盛りです。
・若松久仁男 Photo Story ラン科の北海道レッドリスト 表紙裏,1-4
・五十嵐博 分布図から見た北海道レッドリストの問題点 8-11
・梅沢俊 シダ類のレッドリスト 12-13
・丹羽真一 ラン科植物から見える現「北海道レッドデータブック」の課題 14-15
・山崎真実 水草―水面下に潜む危機 16-17
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩18 オオカメノキ/ムラサキヤシオツツジ/ハリエンジュ/センダイハギ 40-41
・五十嵐さんが出版した「北海道外来植物便覧2015年版」の書評が出ています。 64
(2016.7.8)

○会員の福田さんが哺乳類学会の雑誌に発表しています。
国後島の「ストルボフスキー生態観察路」の生物相概説 福田知子ほか, 哺乳類科学 Vol.56, No.1 Jun. 2016
(2016.6.28)

faura(ファウラ) No.52 2016 SUMMER の植物関係記事。
・連載 北方夲草誌No.5 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物3 保科喜右衛門 68-69
今回はギョウジャニンニク、ニリンソウ。 ・本会事務局の五十嵐さんが出版した「北海道外来植物便覧2015年版」の書評が出ています。 74
(2016.6.16)

須崎忠助植物画集―「大雪山植物其他」 Jun. 2016
須崎忠助画/加藤克・高橋英樹・中村剛・早川尚解説 北海道大学出版会
B5判・並製本・112頁
定価 2,700円(本体2,500円+税)
発行日 2016年6月1日
本会の高橋会長も解説を書いています。
●本書の特徴(出版社ホームページより)
『北海道主要樹木図譜』の画工・須崎忠助による所在不明であった植物画60点が、100年の時を経てよみがえる。色、形状などが精密に描かれており、その正確さ、美しさは、樹木図譜と対をなす図譜の原画ともいえる。歴史学、植物学、芸術の観点からの解説を付す。
(2016.6.15)

日本植物分類学会ニュースレター May 2016に会員の佐藤さんが投稿した北方山草会の紹介記事が載りました。
・佐藤広行 「北方山草会」19-20
 会の生い立ち、活動、会員構成、業績、会誌の紹介や入会案内などが掲載されています。
(2016.6.2)

浦幌町立博物館紀要第16号 Mar. 2016に掲載された会員の記事です。
・持田誠、加藤ゆき恵 カブスゲCarex cespitosa L. のヤチボウズ断面 15-18
(2016.4.22)

花新聞 No.384 Mar. 2016 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて52 大輪の青いケシ‘グランディス’ 18-19
惜しくも花新聞は今回で休刊となりました。梅沢さんの連載も今回が最後です。最後は大波乱で幕を閉じました。
(2016.3.31)

○いわゆる平凡社の第2巻です。
改訂新版 日本の野生植物 2
大橋広好・門田裕一・邑田仁・米倉浩司・木原浩 編 平凡社
384頁
◆本体22,000円+税
発行日 2016.3.18

この巻では会員の佐藤広行さんがイネ科ヤマアワ属を執筆しています。
そのほかに会員から梅沢俊さんが多数、堀江さんがウリュウキンポウゲ、佐々木純一さんと若松さんがヒナザサの写真を提供しています。
北海道からはフクジュソウ属、リュウキンカ属を道教育大の西川恒彦名誉教授が執筆しています。
(2016.3.31)

北海道林業試験場研究報告-第53号- Mar. 2016に掲載された会員の記事です。
・新田紀敏 美唄市光珠内(北海道空知地方)の森林植物相 49-66
筆者の職場で出している研究報告です。自分でいうのも何ですが、普通の里山には普通の植物があるという内容です。おもしろくはありません。1つだけ、ミヤマモジズリが出ました。なぜこんなところにと目を疑いましたが、あるものはしょうがありません。科の配列は最新のものに従いました。北邦野草園研究報告に出した美唄市のフロラの2作目で、あと、湿原と奥山をやって完結する予定です。
(2016.3.28)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.42 Mar. 2016に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩17 ミズバショウ/ネコノメソウ/レンプクソウ/エゾエンゴサク 50-51
(2016.3.22)

○旭川市北邦野草園研究報告 第4号 Mar.2016 48pp. 公益財団法人旭川市公園緑地協会 旭川市北邦野草園
植物関係論文
梅沢俊 幻となったレブンアザミ 1-2
相原未穂 旭川市産のエンレイソウ属について~トイシノエンレイソウ、コジマエンレイソウ~ 17-18
堀江健二 旭川市産の新種植物について~アサヒカワアザミ~ 19-20
佐藤謙 北海道低標高地の超塩基性岩地植生(1) 21-48
(2016.3.22)

faura(ファウラ) No.51 2016 SPRING の植物関係記事。
・景・北海道 阿寒 ハクサンシャクナゲの森 後藤昌美 2-5
・[特集]道南の自然再発見 函館、七飯、福島、松前、北斗、厚沢部、せたな、長万部などの植物が紹介されています。 7-28
・野の花が好き~礼文島からNo.32 「レブンコザクラ」 杣田美野里 50-53
・まえのかつみの写真講座 デジタルフォトの森羅万象05 今回は植物画多く取り上げられています。 58-61
・連載 北方夲草誌No.4 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物2 保科喜右衛門 68-69
(2016.3.16)

○会員の佐藤さん、高橋会長が共著で発表しています。
北海道新産のイネ科植物アムールイワノガリヤスとその1品種アッケシイワノガリヤス 佐藤広行, 高橋英樹, 植物研究雑誌 Vol.91, No.1 Feb. 2016
○カヤツリグサ科の外来種です。
北海道新産のイワキアブラガヤ(カヤツリグサ科) 加藤ゆき恵, 深津恵太, 植物研究雑誌 Vol.91, No.1 Feb. 2016
(2016.2.19)

北海道外来植物便覧―2015年版― Feb. 2016
五十嵐博 著 北海道大学出版会
B5判・並製本・202頁
定価 5,184(本体4,800円+税)
発行日 2016年3月
本会の事務局、五十嵐さんの最新刊です。2000年に刊行した「北海道帰化植物便覧 2000年版」の改訂・増補版です。
●本書の特徴(出版社より)
710 種(分類群)を掲載し,特徴的な313 種の分布図を付した,北海道に記録された外来植物(帰化植物)を調べるための本。特色ある植物65種を11頁のカラープレートに収録。最新のAPG Ⅲに基づき,科・属の順列は邑田仁監修・米倉浩司著(2013)『維管束植物分類表』の整理番号を科名の前に入れた。
(2016.2.15)

花新聞 No.379 Jan. 2016 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて49 オオアカバナ 14-15
不思議なことが起こるものです。北方山草会も登場します。ゲストはモウコガマ。
(2016.1.19)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.41 Dec. 2015に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 数多い欧州産の植物と北海道の関係 18-21
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩16 ヤマハハコ/ムラサキツメクサ/メナモミ/ブタクサ 46-47
(2016.1.4)

○いわゆる平凡社の新版です。
改訂新版 日本の野生植物 1
大橋広好・門田裕一・邑田仁・米倉浩司・木原浩 編 平凡社
666頁
◆本体24,000円+税
発行日 2015.12
高橋会長が写真を提供しています。
<出版社より>日本を代表する植物図鑑、30年ぶりの改訂。新しい系統分類体系APGⅢを採用、旧版の知見をもとに新しい情報を付加し、カラー写真も一新。第1巻はソテツ科からカヤツリグサ科を収載。
・写真点数2130点! 大幅に増加。・666ページ(うち、カラー図版272ページ)・テキストは約1600種について言及
(2015.12.25)

○会員の佐藤さん、高橋会長が共著で発表しています。
オニノガリヤス(イネ科)の葉鞘の毛の変異について 佐藤広行, 佐藤謙, 高橋英樹, 植物研究雑誌 Vol.90, No.6 Dec. 2015
○会員の福田さんがロシア人!と共著で報告しています。
ビロードスゲ(カヤツリグサ科)の千島列島国後島からの新産地報告(英文) V. Yu. Barkalov, 福田知子, M. A. Antipin, 植物研究雑誌 Vol.90, No.6 Dec. 2015
(2015.12.21)

faura(ファウラ) No.50 2015 WINTER の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島からNo.31 「夏草想うころ」 杣田美野里 44-47
・連載 北方夲草誌No.3 松浦武四郎が食した蝦夷地の植物1 保科喜右衛門 68-69
(2015.12.18)

花新聞 No.377 Dec. 2015 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて48 シモキタイチゴ 12-13
クロイチゴの変種とのこと。Rubus mesogaeus Focke var. adenothrix Momiy. ex Hatus. ですからきちんと記載されていないようです。腺毛ができる遺伝的・生理的仕組みはわかりませんが、エビガライチゴやエゾイチゴは腺毛があるのでRubusは腺毛をつくるDNAを持っているようです。
(2015.12.15)

○会員の北大教授 大原さんが出版された著書です。
植物生態学
大原雅 著 海游舎
A5判・上製本・352頁
定価 (本体3,800円+税)
発行日 2015.3.25

植物生態学とは何か?わかっているようでも大変幅の広い領域をカバーする漠然とした学問分野です。筆者はこの大きな問題を地球の誕生から説き起こし、エンレイソウ類、オオウバユリやスズランといった北海道内での研究を織り交ぜながら解説していきます。大学生向けの教科書?として書かれているので数学が混じったり、遺伝学の知識を必要としたりしていて素人には読みにくいところもありますが、コラムでの解説も多く、例として取り上げられる植物も身近なものが多いのでなんとか読み進められるかもしれません。(_;
(2015.11.16)

花新聞 No.375 Nov. 2015 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて47 ミズオトギリ 14-15
なるほど参考になります。
(2015.11.13)

○会員の中川さんがエゾノクモマグサの新産地(芦別岳)を報告しています。
エゾノクモマグサ(ユキノシタ科)の新産地中川博之, 佐藤謙, 植物研究雑誌 Vol.90, No.5 Oct. 2015
(2015.10.19)

花新聞 No.373 Oct. 2015 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて46 テイネニガクサ 14-15
(2015.10.10)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.40 Sep. 2015に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩15 ジャコウソウ/ノブドウ/ママコノシリヌグイ/キクニガナ 42-43
(2015.9.20)

花新聞 No.371 Sep. 2015 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて45 幻の「レブンアザミ」 12-13
モノはソウヤアザミ。北方山草32も引用されています。
(2015.9.17)

faura(ファウラ) No.49 2015 AUTUMN の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島からNo.30 「草もみじ」 杣田美野里 46-49 珍しく礼文島以外の話題です。
・連載 北方夲草誌No.2 ヤブカンゾウの花は毒? 保科喜右衛門 68-69
・会員の松井さんが出版した「北海道維管束植物目録」の書評を大橋弘一氏が書いています。 73
(2015.9.15)

○会員の中川さんが共著でベンケイソウの仲間を北海道新産地報告しています。
チチッパベンケイ(ベンケイソウ科)北海道に産す , 村野紀雄, 三木昇, 宮木雅美, 中川博之, 佐藤謙, 植物研究雑誌 Vol.90, No.4 Aug. 2015
(2015.9.1)

花新聞 No.369 Aug. 2015 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて44 「カムイイワオウギ」 12-13
久々の道内ネタです。タイトルは冗談でイワオウギのようです。
(2015.8.27)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.39 Jun. 2015に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩14 ニシキゴロモ/キツリフネ/コンロンソウ/シャク 44-45

その他の植物関係記事
・大原雅 エンレイソウにみる北米東部との共通性 26-29
・書評欄で五十嵐さんが高橋会長の「千島列島の植物」を紹介しています。
・助成事業報告欄に松井さんが中心になってまとめた「北海道維管束植物目録」が出ています。
(2015.8.5)

○北海道内で発見されたトウヒレン属の新種です。
学名は会員の堀江さんへの献名のようです。
アジア産トウヒレン属(キク科)の分類学的研究VII.北海道産の1新種と本州産の4新種 , 門田裕一, 植物研究雑誌 Vol.90, No.3 Jun 2015
要旨(北海道分のみ):キク科トウヒレン属において,北海道から1新種カムイトウヒレン Saussurea kenji-horieana Kadotaを報告した.
○道内と言えるか微妙ですが、「千島列島新産のウキヤガラ(カヤツリグサ科)」を釧路市立博物館の加藤ゆき恵さんが同誌に発表しています。
(2015.6.22)

サロベツ・ベニヤ 天北の花原野
杣田美野里・宮本誠一郎 著 北海道新聞社
A5判 96ページ
発行日 2015.4.25
定価 1,500円(税込み)
出版社より
日本の最北端、宗谷地方の手付かずの自然が色濃く残る原生花園。日本海側のサロベツ原野、オホーツク海側のベニヤ原生花園の咲き乱れる花々の見どころ、歩き方を紹介。地元に暮らす写真家の220点余の写真を使いベストな季節、スポットを丁寧にお教えします。エゾカンゾウ、ノハナショウブなど代表的な花を網羅。
(2015.6.16)

日本のランハンドブック(1) 低地・低山編
遊川知久 解説/中山博史・鷹野正次・松岡裕史・山下 弘 写真 文一総合出版
新書判 136ページ
発行日 2015.4.24
定価1,728円(本体1,600円+8%税)
出版社より
日本に自生するラン科植物約300種全種を生育環境別に3分冊して刊行。第1巻では低地~低山で見られる95種とその亜種・変種・品種・雑種などを、最新の分類と情報、美しい写真で紹介する。ラン科植物分類表付き。
(2015.6.16)

faura(ファウラ) No.48 2015 SUMMER の植物関係記事。
・特集 大雪山国立公園でたくさんの植物が紹介されています。
・野の花が好き~礼文島から 「エゾカンゾウ」 杣田美野里 44-47
・連載 北方夲草誌 が始まりました。 68-69
・会員の梅沢俊さんが出版した「北海道のシダ入門図鑑」の書評を大橋弘一氏が書いています。 75
・その他に書評として杣田美野里・宮本誠一郎 著「サロベツ・ベニヤ 天北の花原野」北海道新聞初刊、遊川 知久 著「日本のランハンドブック(1) 低地・低山編」 文一総合出版刊、があります。 (2015.6.16)

北海道のシダ入門図鑑が出ました。
会員の梅沢さんが待望の北海道のシダ図鑑を出版しました。
「こんな図鑑があればもっと早く簡単に名前が覚えられたのになあ」との思いから企画した入門用の図鑑とのことです。

「北海道のシダ入門図鑑」
梅沢 俊著  北海道大学出版会
判型: B5 並製
頁数: 148
発行日:2015-06
定価: 3,672円 (本体価格3,400円+税)
北海道大学出版会
(2015.6.11)

○旭川市北邦野草園研究報告 第3号 Mar.2015 39pp. 公益財団法人旭川市公園緑地協会 旭川市北邦野草園
植物関係論文
中屋敷徳 トリカブト属(Aconitum)植物の分子生物学的研究 1-9
堀江健二 旭川市産の新種植物について~チカブミアザミ~ 23-24
新田紀敏 美唄市南部耕地防風林の植物 25-35
堀江健二ほか 嵐山蛇紋岩地帯の植物 37-39
(2015.3.31)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.38 Mar. 2015に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩13 クロユリ/ニリンソウ/スミレサイシン/オオイヌノフグリ 52-53

その他の植物関係記事
・モーリーインタビュー[エコ最前線]37雨竜沼湿原の素晴らしさ楽しみ方、守る心伝えたい 愛する会副会長佐々木純一さん 54-57
会員の佐々木さんが大きく扱われています。
(2015.3.31)

世界植物記 アフリカ・南アメリカ編 が出ました。
木原浩、平凡社
A4変 288ページ 2015年2月発行、本体6,800円+税
(2015.3.31)

レッドデータブック2014 8 植物Ⅰ(維管束植物)―日本の絶滅のおそれのある野生生物― が改訂されました。
環境省編、ぎょうせい
A4 2015年3月発行、定価5,508円(税込み)
(2015.3.31)

faura(ファウラ) No.47 2015 SPRING の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島から 「ミズバショウ」 杣田美野里 46-49
(2015.3.18)

○会員の松井さんの著書、待望の『北海道維管束植物目録』が発刊されました。
これまで北海道に何種類の野生植物があるのか誰にもわからなかったのですが、これでようやく基準ができました。
A4判・288 頁・定価4,000円[本体 3,704+税]
ご希望の方は直接松井さんへ申し込んでください。
●注文方法/Eメールまたはハガキでお申し込みください
●送金方法/郵便振替 02740148056 松井 洋
●申込み先/〒064‐0807札幌市中央区南7条西9丁目10304401 松井 洋
E―mall:matsui-h18@jcom.home.ne.jp








(2015.3.16)

○当会高橋会長の著書「千島列島の植物」が刊行されました。是非ご購入ください。
高橋英樹著、北大出版会
B5 上製、602ページ、2015年2月発行、定価 13,500円(本体価格12,500円+税)
千島列島はサハリン島と共に北日本の植物相成立を解明する上で重要ある。本書はロシア人研究者 Barkalovの著書に対する高橋英樹版『千島列島植物誌』であり、宮部金吾・舘脇操の『千島列島植物誌』の現代改訂版でもある。千島列島の自然を理解する上での基本資料。(北大出版会広告より)
(2015.3.10)

植調 雑草大鑑
浅井元朗 著、全国農村教育協会
B5判、360ページ、2015年1月発行、定価 10,584円(本体価格9,800円+税)
見方を変えるとなんでも雑草となり得るので実に多彩な植物が出ています。花や葉だけでなく、タネや芽生えの写真が豊富です。人によっては芽生え図鑑として使えるかもしれません。芽生えのためにこの値段が高いか、安いか?
(2015.2.3)

サロベツ湿原と稚咲内砂丘林帯湖沼群 ― その構造と変化
冨士田 裕子 編著、北大出版会
B5 並製、272ページ、2014年11月発行、定価 4,536円(本体価格4,200円+税)
(2015.2.3)

水草研究会誌 101号 Nov. 2014 に掲載された会員の論文です
佐々木純一. 2014. 雨竜沼湿原池塘の水生植物―12年間(2000年から2012年)の植生変化. 水草研究会誌 101 : 21-36.
(2015.1.24)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.37 Dec. 2014に掲載された会員の記事です。
・丹羽真一 大雪山高山帯に侵入したセイヨウオオマルハナバチその現状と対策 14-17
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩12 ハコベ/ヨシ/ネバリノギク/ダイモンジソウ 50-51

その他の植物関係記事
・ウトナイ湖での市民参加によるオオアワダチソウの抑制管理 26-29
この中の写真に会員の小山さんが写っているのかも?
(2014.12.26)

faura(ファウラ) No.46 2014 WINTER の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島から 「オニグルミ」 杣田美野里 42-45
・北の花を描く(p.37)で、福沢レイさんが昔中山峠でエゾウスユキソウの群落を見たことを書いていますが、ウスユキソウ?
(2014.12.17)

「湿地の博物誌」
高田 雅之 責任編集/辻井 達一・岡田 操・高田 雅之著、北大出版会
A5 並製、352ページ、2014年11月発行、定価 3,672円(本体価格3,400円+税)
 辻井先生の最後の仕事のひとつです。雑誌「北方林業」に連載されたものがまとめられました。
(2014.12.17)

花新聞 No.351 Nov. 2014 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて35 トチカガミ 12-13
道外の話かと思ったら札幌でした。新しい外来種の発見ということでしょうか。
トノサマガエルが有名?な場所ですが、これも誰かが持ち込んだのか?
(2014.11.20)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.36 Sep. 2014に掲載された会員の記事です。
・五十嵐博 コウリンタンポポ(キク科)の仲間の分布 14-17
・五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩11 エゾナミキ/ミズヒキ/オオバセンキュウ/ホザキシモツケ 50-51
・会員の梅沢俊さんが出版した「新版 北海道山の花図鑑 利尻島・礼文島」の書評を会員の五十嵐さんが書いています。
その他の植物関係記事
・神(濱本)真琴 咲き乱れる外来植物 1-4

このほかにも表紙が梅沢俊さんの写真なのですが、何の変哲もない外来種とはいえ「日本初のカラー写真」といった感じの出来映えです。
(2014.11.11)

花新聞 No.349 Oct. 2014 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて34 ヒナチドリ 12-13
確かにリベンジしたい写真です。
(2014.10.16)

ネイチャーガイド日本の水草が出ました。

日本水草図鑑から20年。待望のフィールド版、ついに完成!だそうです。
神戸大学教授 角野康郎著 文一総合出版 A5判 320ページ 3,500円+税
(2014.8.23)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.35 Jun. 2014に掲載された会員の記事です。
五十嵐博 氷河期の生き残りの植物 16-19
ケショウヤナギ、ヤエガワカンバ、ウラホロイチゲの分布について解説しています。
五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩10 クズ/ヤマシャクヤク/ノリウツギ/サルメンエビネ 52-53
(2014.6.25)

北海道山の花図鑑 利尻島・礼文島が新しくなりました

会員の梅沢俊さんの好評図鑑シリーズのひとつです。花色に分かれていますが、配列はAPGIII準拠となっています。
今回の改訂の工夫点は、各写真の中の識別点を引出線を付けて説明しているところです。言葉だけの解説より直感的にわかるようになっています。
(2014.6.25)

faura(ファウラ) No.44 2014 SUMMER の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島から 「ハナシノブ」 杣田美野里 48-51
・会員の船迫さんが出版した「図譜 日本のすみれ」の書評を横松心平氏が書いています。 73
・会員の梅沢俊さんが出版した「新版 北海道山の花図鑑 利尻島・礼文島」の書評を大橋弘一氏が書いています。 74
(2014.6.17)

花新聞 No.341 Jun. 2014 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて30 ジンヨウキスミレ 12-13
無意根山の話です。ヒロハガマズミも登場します。
(2014.6.17)

花新聞 No.339 May 2014 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて29 オオワクノテ 12-13
タイトルを見て驚きますが、昔話です。
北方山草No.26のエゾセンノウの記事も紹介されています。
(2014.5.13)

弱き花、強く生きる 帯広の動物園でエゾヒメアマナ開花  北海道新聞 5月8日朝刊第1社会面、どうしんウェブ
会員の持田さんのコメントが載っています。
(2014.5.8)

○JR北海道車内誌 JR Hokkaido No.315 May 2014の特集記事です。

特集 開幕、嵐山劇場 旭川市北邦野草園と「北の嵐山」の春 5-10
当会会員の堀江健二さんが嵐山の見所とともに紹介されています。
堀江さんが発見者となった、ソラチアオヤギバナ、カムイレイジンソウや、標本から発見されたホソバエゾノコギリソウのエピソードなども紹介されています。
JR特急の座席ポケットに入っており、持ち帰り自由です。
(2014.5.1)

花新聞 No.338 Apr. 2014 の野生植物関連記事です。
・礼文島に咲くミヤマオダマキ 10
梅沢俊さんのリシリオダマキの話や杣田美野里さんの話が載っています。
(2014.4.24)

○ヒグマの会ニュースレター ヒグマ Apr. 2014の記事です。

佐々木純一 現地レポート 雨竜沼湿原の大量掘り返しと遭遇対策 ~人とヒグマの共存を目指して 4-6
当会会員の佐々木純一さんが、雨竜沼湿原に出没しているヒグマの行動と人側の対策について書いています。
それによると、2頭のクマは人が木道上にいる昼間は避け、夕方から明け方にかけて湿原に現れ、ハクサンボウフウとタチギボウシを食べている。現在は時間的な棲み分けができているが、入山規制で人影がないとかえって警戒心が薄れ、人工物に近づく恐れがあるため、行政と協力して入山者に情報提供し、朝夕の入山自粛や団体行動を呼びかけることや見通し確保のササ刈りで出没の抑制と不意の遭遇を避け、自然公園の持続的な利活用を継続するよう取り組んでいる。
(会員向けニュースレターなので、一般の入手については不明。事務局は北大獣医学研究科環境獣医科学講座野生動物学教室内ヒグマの会
tsubota@vetmed.hokudai.ac.jp TEL:011-706-5101)
(2014.4.24)

北国に南米の彩り 北海道大植物園で「ビオラ・コチレドン」開花  北海道新聞 4月23日朝刊第1社会面、どうしんウェブ
会員の谷亀さんが北方山草31号で紹介していた「ロゼット・ヴィオラ」が開花したそうです。
(2014.4.23)

帯広百年記念館紀要 第32号 Mar. 2014 に掲載された会員の論文です
持田 誠. 2014. 十勝におけるハイコウリンタンポポの現状. 帯広百年記念館紀要 32 : 31-36.
(2014.4.18)

山渓ハンディ図鑑シリーズが新しくなりました
山渓ハンディ図鑑1 増補改訂新版 野に咲く花 Mar. 2013 山と渓谷社 A5変形判 664pp. 4200円(本体)
山渓ハンディ図鑑2 増補改訂新版 山に咲く花 Mar. 2013 山と渓谷社 A5変形判 616pp. 4200円(本体)
山渓ハンディ図鑑8 増補改訂新版 高山に咲く花 Apr. 2014 山と渓谷社 A5変形判 512pp. 4200円(本体)

すべて改訂版監修は門田裕一さんで分類はAPGIII準拠のおそらく日本初の図鑑です。
特に最新刊の「高山に咲く花」は[日本の高山のアザミ]という解説ページがあり、北海道のアザミとしてミネアザミ、リシリアザミ、エゾミヤマアザミ、チシマアザミ、ヒダカアザミ、カムイアザミ、コバナアザミが説明されています。
また、本会の会員への献名となっているオシマレイジンソウ、コンブレイジンソウや最近発見されたウリュウトウヒレンなど最新の分類情報が盛り込まれています。
(2014.4.17)

花新聞 No.337 Apr. 2014 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて28 トヨコロスミレ 14-15
昨年発行の北方山草No.30に関連した紹介文になっています。
(2014.4.11)

○旭川市維管束植物~標本を基にした目録~ List of vascular plants in Asahikawa City, Hokkaido. Mar.2014 119pp. 堀江健二・土蔵寛二著 公益財団法人旭川市公園緑地協会 旭川市北邦野草園
この報文は、稲垣貫一、土蔵寛二、堀江健二による標本7,711点(千葉県立中央博物館、旭川市立博物館、旭川市北方野草園、国立科学博物館)に基づき、旭川市産の維管束植物をAPG分類体系に準拠して125科448属1,002分類群(変種、品種を含む)の目録としてまとめられている。
(2014.3.26)

利尻研究(33) 利尻町立博物館 Mar 2014に発表された会員の論文です。
大沼弘樹ほか リシリヒナゲシに近縁な栽培ヒナゲシの種子貯蔵 1-5
(2014.3.26)

○旭川市北邦野草園研究報告 第2号 Mar.2014 42pp. 公益財団法人旭川市公園緑地協会 旭川市北邦野草園
植物関係論文
佐藤謙 北海道幌加内町三頭山の植生 1-14
堀江健二 上川管内産の新種植物について~ウリュウキンポウゲ~ 15-17
堀江健二ほか 旭川市蛇紋岩地帯の植物(補遺) 35-42
(2014.3.26)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.34 Mar. 2014に掲載された会員の記事です。
五十嵐博 トチノキは石狩低地帯以南 20-21
高橋英樹 択捉島とウルップ島の間に宮部線 26-29
高橋英樹 サハリンを右上がりに分かつシュミット線 30-33
五十嵐博 山の草花 スケッチ散歩9 ヒトリシズカ/キクザキイチゲ/エゾヤマザクラ/オドリコソウ 50-51
(2014.3.25)

図譜 日本のすみれ Wild Violets of Japan

著者:船迫吉江 自費出版 A4判 48ページ
発売日:2014年3月11日
価格:1,600円(税込み・送料別)5冊以上まとまれば1冊当たり1,500円(税込み・送料込み)になります。
北方山草会会員割引があります。会員は1,300円(税込み・送料別)で購入できます。
購入希望の方は著者に直接お問い合わせください。

本の内容:「私のすみれ」に続く著者2作目のカラー図譜です。著者が日本中を歩いて描きためた、日本の固有種スミレ18種中14種とその他32種が原色画で納められています。基本的に1ページ1種で全体図と花の解剖図からなっており、一部には県単位の分布図や簡単な解説が付いています。巻末には収録リストがあり、検索的な使い方もできます。

連絡先:〒060-0007 札幌市中央区北7条西24丁目2-6 Tel/Fax 011-615-3711 e-mail y_sumire_311@yahoo.co.jp
(2014.3.20)

faura(ファウラ) No.43 2014 SPRING の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島から 「タンポポ」 杣田美野里 48-51
(2014.3.16)

花新聞 No.335 Mar. 2014 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて27 青いケシの王様 14-15
(2014.3.13)

花新聞 No.333 Feb. 2014 の野生植物関連記事です。
・梅沢 俊 花を訪ねて26 キバナノコマノツメ? 12-13
(2014.2.13)

菩多尼訶(ボタニカ)31(北海動植物友の会)Dec. 2013に発表された会員の報告です。

五十嵐博 コゴメウツギ(バラ科)の北海道分布 菩多尼訶 (30): 9-10
佐々木純一 2012湿原ウォッチャーの風来坊日記 菩多尼訶 (30): 18-25
丹羽真一 キタササガヤの取り播きをしてみた 菩多尼訶 (30): 26-29
観察会記録
新田紀敏 5月の観察会 真駒内公園~藻南公園 菩多尼訶 (30): 30-32
金上由紀 7月の観察会 栗山町ファーブルの森と御大師山・ハサンベツ里山 菩多尼訶 (30): 36-39
佐々木博昭 10月の観察会 野幌森林公園 菩多尼訶 (30): 44-45

同号目次
I講演会記録
植物の遺伝的多様性と植物保護 我妻 尚広
知床岬の植物たち 海岸草原におけるシカとの攻防 渡辺 修
II会員投稿
コゴメウツギ(バラ科)の北海道分布 五十嵐 博
八垂別のヨブスマ 村野 紀雄
ミミモチシダ 國兼 治徳
シダ植物紹介 キヨタキシダ 國兼 治徳
2012湿原ウォッチャーの風来坊日記 佐々木純一
キタササガヤの取り播きをしてみた 丹羽真一
III観察会記録
(2014.1.28)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.33 Dec. 2013に掲載された会員の記事です。
五十嵐 博 日本海 利尻・礼文の植物 12-15
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩8 エゾフユノハナワラビ/ススキ/オオバコ/ツルウメモドキ 48-49
(2014.1.21)

花新聞 No.331 Jan. 2014 の野生植物関連記事です。
・西川恒彦 新たな歴史を刻む日本のフクジュソウ 10-11
・梅沢 俊 花を訪ねて25 ミチノクフクジュソウ 12-13
(2014.1.18)

faura(ファウラ) No.42 2013 WINTER の植物関係記事。
・写真家たちの新作ギャラリー いがりまさし いがりまさし 30-31
・野の花が好き~礼文島から 「ハマナス」 杣田美野里 46-49
(2013.12.23)

花新聞 No.329 Dec. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて24 カイサカネラン 12-13
(2013.12.23)

○会員の堀江さんがとりまとめに貢献した植物目録です。
堀江健二・宮本義憲・木村徳志・及川希 北海道演習林維管束植物目録 Jul.2013 演習林54号 pp. 59-106, 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
要点を抜き出すと、2002~2011年の10年間の調査で種の確認と標本採取を行った。維管束植物は894分類群であり、118科、416属、842種(72亜種、143変種、26品種、4雑種を含む)であった。
目録はAPG分類体系に基づいて配列されている。
PDFファイルを東京大学演習林のホームページ、レポジトリから見ることができます。
レポジトリ→演習林→巻号一覧 または 公開データ→維管束植物データ と進むと見つかります。
(2013.11.20)

○アザミの5新種が北海道新聞で紹介されました。2013年11月14日夕刊1面
道内自生アザミ5種は新種 写真家梅沢さん16日札幌で経緯紹介
(2013.11.19)

○会員の堀江さんが朝日新聞道内版の「知の達人たち」に紹介されました。2013年11月16日朝刊
標本作り40数年5種新発見 旭川市北邦野草園長 堀江健二さん(67)=超塩基性岩植物研究
(2013.11.19)

花新聞 No.327 Nov. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて23 イワムラサキ 12-13
この花を知っている人は少ないのではないでしょうか。
(2013.11.14)

「植物であることをやめた植物」!? 花は咲かず、光合成もせず… 珍しいランの新種を発見 京都大 2013.11.7 22:53 [westセレクト]
新種のラン:光合成せず、花咲かず 鹿児島の離島で発見毎日新聞 2013年11月07日 20時22分(最終更新 11月07日 21時44分)
ランの新種、鹿児島で発見=光合成、開花せず-京大(時事ドットコム2013/11/07-18:43)
北海道へもたびたび調査に来られるのでご存知の方も多いと思います京都大学の末次健司さんが、ランの新種タケシマヤツシロランを発見したそうです。
(2013.11.8)

○北海道内で発見されたアザミ属の5新種です。
Taxonomic Studies of Cirsium (Asteraceae) in Japan XXIV.
Five New Species from Hokkaido, Northern Japan(英文、日本語摘要なし)
門田裕一,国立科学博物館研究報告B類:植物学 Vol.39, No.3 pp. 107-129, Aug. 2013
北方山草会文責の日本語訳要旨:
1 Cirsium pectinellum エゾノサワアザミの変種扱いだった var. alpinum ミヤマサワアザミはG. Koidzumi 1916 の標本に基づき、種 C. yezoalpinum H. Koidz. ex Kadota et Umezawa エゾノミヤマアザミとして認められた。
2 C. pectinellum var. fallax とされていたエゾマミヤアザミは、Hara 1931 の標本に基づき C. charkeviczii Barkalov と認められた。(学名の変更のみ)
3 C. teshioense Kadota テシオアザミを認めた。産地は道北地方。
4 C. chikabumiense Kadota チカブミアザミを認めた。産地は道北地方。
5 C. kenji-horieanum Kadota アサヒカワアザミを認めた。産地は道北地方。
6 C. austrohidakaense Kadota カムイアザミを認めた。産地は日高地方。
(2013.11.7)

○北海道内で発見されたトウヒレン属の新種です。
アジア産トウヒレン属(キク科)の分類学的研究VI.北海道産の1新種と1新組合わせ及び本州産の3新種 ,門田裕一,植物研究雑誌 Vol.88, No.5 Oct. 2013
要旨:キク科トウヒレン属において,北海道から1新種ユウバリトウヒレン Saussurea yubarimontana Kadotaと1新組合わせ S. uryuensis (Kadota) Kadotaを報告した.
(2013.11.6)

東北植物研究会から交換図書として「東北植物研究 第17号」 Nov. 2013が送られてきました。
ネットからPDF形式で閲覧可能です。
(2013.11.4)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.32 Sep. 2013に掲載された会員の記事です。
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩7 モミジガサ/ニラ/カラハナソウ/コハマギク 48-49
北海道新聞野生生物基金 2012年度助成事業報告に「北方山草」出版および講演会が掲載されています。 75
(2013.10.25)

花新聞 No.325 Oct. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて22 次々と現れる青いケシ 12-13
(2013.10.10)

faura(ファウラ) No.41 2013 AUTUMN の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島から 「ツリガネニンジン」 杣田美野里 46-49
(2013.9.21)

花新聞 No.323 Sep. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて21 キオノカリス フッケリ 12-13
(2013.9.12)

花新聞 No.321 Aug. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて20 フジチドリ 12-13
珍しく2011年の観察会の様子が紹介されています。話題を虫に振ってしまうところがへそ曲がりです。
(2013.8.16)

○新刊紹介
会員の丹羽さんも編著に関わっている本です。
「自然ガイド 藻岩山・円山」Jul. 2013 編著 さっぽろ自然調査館 共著 大橋弘一(野鳥)・堀 繁久(昆虫)・福地郁子(コースマップ) 北海道新聞社 B5判 144ページ 1,470円(税込)

以下、紹介文です。

北海道新聞社刊から長年シリーズ化して出版されている道内の自然ガイドブックシリーズから、このたび「自然ガイド藻岩山・円山」が刊行されることになりました。この地域の動植物の調査に関わっていたさっぽろ自然調査館が編集を担当し、多くの方の協力を得て完成いたしました。
藻岩山や円山は、札幌市民にとっては大変身近な場所であるとともに、「原始林」の名に恥じない、一級のすばらしい自然が保たれている場所でもあります。これまでこの地域をメインとする自然ガイドブックはなく、今回、多くの関係者の協力を得てまとめられたことは意義深いと思っています。
この地域は、これまでの「自然ガイド」シリーズの対象地とは異なり、特殊な景観や珍しい動植物がたくさん見られるというわけではありません。その代わり、さまざまな生き物たちの生態をじっくり観察するのに向いているフィールドです。今回は500点以上の写真やイラストを使いながら、札幌近郊の森に普通にくらしている生き物たちの様子をくわしく紹介することに重点をおきました。
また、ブックデザインも含めた全てを自分たちで編集することで、たくさんの情報を1冊にぎっしり詰めたユニークなものになりました。この本をきっかけに、地域の自然のことをより知っていただけたらと思います。
(2013.7.23)

花新聞 No.319 Jul. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて19 クゲヌマランとイチゲイチヤクソウ 12-13
(2013.7.19)

faura(ファウラ) No.40 2013 SUMMER の植物関係記事。
・焼尻島の自然林 花好きなら一度は見たい ファウラ編集部 22-25
・野の花が好き~礼文島から 「エゾイブキトラノオ」 杣田美野里 50-53
(2013.7.19)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.31 Jun. 2013に掲載された会員の記事です。
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩6 アジサイ/スミレ/クサノオウ/ヤナギラン 46-47
佐々木純一 自然情報便り 雨竜沼湿原の近すぎる危険な関係、ヒグマの恵子と寒太たち 72
(2013.7.16)

○最新版植物分類表が出ました。
維管束植物分類表 Apr 2013 邑田 仁(東京大学大学院理学系研究科教授)監修 米倉浩司(東北大学植物園助教)著  北隆館 2,940円 B6判、214頁

本書の特徴(北隆館ホームぺージより)
■DNAを共通言語として交流するゲノムの時代の最新版植物分類表。
■2009年発表のAPGⅢシステムに対応。
■最新の系統樹を紹介。
■日本の維管束植物(帰化・栽培を含む)全属を網羅。
■エングラー/クロンキストなど旧分類体系との対照表付。
(2013.6.9)

○知床博物館が出している郷土学習シリーズ「知床の高山植物」が新しくなりました。
知床の高山植物May 2013 内田曉友 著 知床博物館協力会 400円 ポケットサイズ、80頁

30年前に会員の松井さんが出したものが初版で今回第2版として体裁も一新されました。
同じ体裁で野外図鑑として「知床の樹木」「知床のシダ」が出ています。
いずれも知床博物館か斜里町内の書店、土産物売り場のほか札幌・旭川のジュンク堂で入手できます。
(2013.6.3)

○会員の梅沢さんの定番ですが新しくなりました。
最新第3版北海道夏山ガイド1 道央の山々May 2013 梅沢 俊・菅原 靖彦 著 北海道新聞社 2,415円 B6判、332頁
発売日 2013年5月17日

札幌周辺をはじめ、人気の道央圏の山々を3年ぶりにリニューアル。新たに室蘭岳北尾根コースを紹介するなど、最新の情報を細かなところまで収録。地図も立体的に一新し、より見やすくなっています。(道新ホームページより)
「北海道夏山ガイド2 表大雪の山々」も4月に最新版になっています。
(2013.5.17)

○会員の堀江さんが北海道新聞2面の「ひと2012」に紹介されました。2013年4月25日朝刊
新種キンポウゲを発見した旭川市北邦野草園長
26年掛かりでウリュウキンポウゲの新種報告に至ったこと。40年で3万点に及ぶ標本を作ってきたこと。植物調査の楽しさと苦労などが語られています。
(2013.4.25)

○会員の内田さんも関係した、北海道南部横津岳山塊の湿原植生 Mar 2013 51ページ が出ました。
執筆:佐藤謙、内田曉友 発行:北海道渡島総合振興局東部森林室 函館
問合せは直接同森林室へ Tel:0138-51-4611 〒040-0002 函館市柳町14-24
(2013.4.22)

知床博物館研究報告 No.35 May 2013に発表された会長の論文です。
高橋秀樹 宮部金吾博士によって「斜里山道」で採集された植物標本の産地 1-4
(2013.4.19)

花新聞 No.313 Apr. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて16 ニオイタチツボスミレ 12-13
(2013.4.19)

○新刊紹介
会員の山崎真実さんも執筆している水辺の生き物の本です。
北海道 水辺の生物の不思議 Apr. 2013 中村太士監修 川井唯史編 北海道新聞社 1,470円(税込)
生き物にあまり縁のない一般市民でも読めることを意識して作られているそうです。
植物の話は少ないのですが、興味のある方はどうぞ。
道新に紹介された記事はこちら
・(植物の部分)水草だって生きている 片桐浩司 山崎真実
(2013.4.22)

○旭川の帰化植物第38報 Mar. 2013 が出ました。
会員の塩田さんが主宰する旭川帰化植物研究会の報告書です。
目次
巻頭言
帰化植物とは
旭川地方の帰化植物
特定外来種オオハンゴンソウの防除III~薬剤散布試験~
旭川地方の帰化植物目録
表彰
旭川帰化植物研究会の歩み
帰化植物関係文献
研究同人
編集後記
連絡先:070-0040 旭川市10条12丁目右4号 塩田 惇
(2013.4.8)

旭川市博物科学館研究報告(5) 旭川市博物科学館 Mar 2013 に発表された会員関連の論文です。
磯清志・出羽寛・成田一芳・舟橋健ほか 旭川市科学館野外自然観察空間の生態系調査について: 17-46
塩田惇・舟橋健・澤田勇 オオバナノエンレイソウの奇形について: 59-68
(2013.4.8)

○小樽市総合博物館紀要(26) 小樽市総合博物館 Mar 2013 に発表された植物関連の論文です。
交換図書で届いたものです。
小樽野草愛好会 小樽市朝里川流域の植物相: 9-25
・会員の五十嵐さん、丹羽さんが調査の指導などに関わっています。
要約
2008年から2012年にかけて47回の調査を行い、734分類群の植物を記録した。環境省、北海道のレッドリスト等の掲載種は14種であった。特徴的な植生は望洋台のエゾクガイソウ、ヌマハリイ、カンガレイ、イトモ、毛無山赤沼のモウセンゴケ、ミツガシワ、タチギボウシ、ムジナスゲ、ヤチスゲ、ヤチカワズスゲ、朝里峠のアスヒカズラ、ウサギシダ、シロミノルイヨウショウマ、ナンブソウ、コキンバイ、ツマトリソウ、ヒメタケシマラン、オニナルコスゲなどであった。
(2013.4.2)

■会員の岡田さんがデジタル本を公開しました。
○岡田さんから
このほどデジタル本「北の息吹ー北海道の魅力的な山野草250選」を公開しました。下記のURLからダウンロードできますので、興味があったら覗いてみて下さい(270ページ22.6 MBほどあります)。回線混雑を防ぐため5月まではファイルサイズの小さいモニター鑑賞用だけです。
このような企画なら当然取り上げられるべき「北海道の魅力的な植物」のいくつかが抜けているのは、撮影は試みたもののタイミングのずれや情報不足で撮影できなかったからです。2~3年後には日本全国の花を取り上げた「島弧の息吹」を公開する予定で、これには今回載せられなかった北海道の魅力的な山野草も撮影できたら加えるつもりです。

北の息吹webサイト

○見ての感想です。
1ページ1種の図鑑・写真集といった感じの新しいタイプの出版物です。ファイルはPDFですのでダウンロードしてパソコン、スマートフォンなどで自由に閲覧できます。著作権も主張しない無料配布ですから、読者の方で使いやすいように加工されるのは全くかまいませんとのことです。
web上でも閲覧できますが、ダウンロードして利用願いたいということで、その方が閲覧性もよいと思います。ファイルサイズは22.6 MBありますが、最近のスマートフォンなどでは問題ない容量と思います。簡易な図鑑としてフィールドに持ち出して使うのもいいと思います。 早速ダウンロードして見てみましたが、写真は大変美しく大きいので見やすいと思いました。私のGALAXYに入れてみましたが、なぜかテキストだけで写真が表示されません。どういう訳かはわかりません。
(2013.3.28)

○会員の堀江さんが紹介された2013年3月27日北海道新聞1面の記事要約
新種キンポウゲと確認 旭川の野草園長86年に幌加内で発見 26年がかり名前に「ウリュウ」
北方野草園の堀江園長が27年前、幌加内町内で発見した植物が、キンポウゲ科の新種と確認された。国立科学博物館の門田研究主幹が発見場所の雨竜川支流にちなみ「ウリュウキンポウゲ」と名付け、専門誌[植物研究雑誌]に発表した。堀江さんと門田さんの2人による新種発表は4例目。
堀江さんは1986年6月雨竜川支流沿いで小さな黄色い花を発見。門田さんに標本を送った。門田さんは新種に違いないと思ったが、生きている花の確認を求めた。
しかし、発見場所で土砂崩れが起き、再発見まで26年を要した。
昨年6月堀江さんは同園職員とウリュウキンポウゲ2株を発見、門田さんも現地で確認。高さ約15cm、黄色の花の直径は約2cmで、養分の少ない蛇紋岩の湿地に咲いていた。
2人はソウヤキンポウゲ、ソラチアオヤギバナ、カムイレイジンソウを発見・新種発表した名コンビだ。堀江さんは「蛇紋岩の多い場所は植物にとって生育条件が悪いため、特異な植物が多い」と分析している。
カラー写真:新種と認められたウリュウキンポウゲ=2012年6月(堀江さん提供)
(2013.3.28)

faura(ファウラ) No.39 2013 SPRING の植物関係記事。
・[特集]野の花・山の花 グラフ「花」の言の葉 野の花オススメ観察スポット2013 [春の花レクチャー]エンレイソウ属の花たち、イチリンソウ属の花たち
・野の花が好き~礼文島から 「オオバナノエンレイソウ」 杣田美野里
(2013.3.27)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.30 Mar. 2013に掲載された会員の記事です。
五十嵐 博 特集北海道に残したいもの―希少生物たちのいま 希少種の植物 36-41
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩5 アズマイチゲ/キバナノアマナ/カタクリ/オオバナノエンレイソウ 58-59
(2013.3.18)

利尻研究(32) 利尻町立博物館 Mar 2013に発表された会員の論文です。
五十嵐博 利尻島・礼文島・天売島・焼尻島・奥尻島の外来植物目録 : 19-27
佐藤雅彦・志田祐一郎 沓形地区テュムラス上の植物相(2)利尻島西部のテュムラス上にみられるシダ類および種子植物 : 63-69
(2013.3.18)

■旭川市北邦野草園研究報告 第1号 Mar. 2013 60pp. 公益財団法人旭川市公園緑地協会 旭川市北邦野草園
会員の投稿論文
堀江健二 旭川市産の新種植物について 35-37
新田紀敏 北海道空知地方におけるチョウジソウ Amsonia elliptica の分布と形態について 39-46
堀江健二 旭川市嵐山の新産植物 47-52
堀江健二 道北地方蛇紋岩地帯の植物 57-60
(2013.3.16)

○会員の佐々木純一さんが発表した論文です。
雨竜沼湿原の雪解け
佐々木純一 日本湿地学会 湿地研究,Vol.3 No.1: 53-59 Jan 2013
(2013.3.16)

○新刊紹介
湿原力 神秘の大地とその未来 Mar. 2013
当会の故辻井顧問が入院直前まで執筆し、絶筆となった湿原の可能性を訴える著書です。
紹介の新聞記事
(2013.3.16)

花新聞 No.311 Mar. 2013の連載記事です。
梅沢 俊 花を訪ねて15 ナンザンスミレ 16-17
早春の対馬です。
(2013.3.16)

○新刊紹介
びふか松山湿原の植物エネルギー(株式会社植物エネルギー)Jan. 2013 堀田清著 美深町教育委員会監修 A5判95ページ 1,300円+税
植物写真集+エッセイ集であり、松山湿原&美深町のガイドブック、おまけに漢方の解説付きとちょっと欲張った変わった感じの本です。写真はきれいで著者の松山湿原、植物への思いが伝わってきます。著者は大学の准教授・薬剤師で薬草園の担当者だそうです。出版社は(株)植物エネルギーとなっていますが、著者自身の会社なので実質的に自費出版のようなものでしょうか。
(2013.3.1)

花新聞 No.309 Feb. 2013の連載記事です。

梅沢 俊 花を訪ねて14 セツブンソウ 12-13
道内には分布しませんが、一度は見たい早春の花です。
(2013.2.16)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.29 Dec. 2012に掲載された顧問、会員の記事です。
辻井 達一 海、その変化 6-7
      連載湿原あれこれ4 カマルグ湿原~フラミンゴと塩田と水田と~ 30-33
      ラムサール賞受賞記念釧路祝賀会講演 ラムサール条約とラムサール登録湿地のこれから 特に釧路湿原から始まる東北海道の湿原について 62-65
(私たちが目にする辻井顧問最後の著作かもしれません)
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩4 フッキソウ/ナナカマド 42-43
(2013.1.24)

2012 年度雨竜沼湿原 ヒグマの出没・採食行動の検証 Dec. 2012
会員の佐々木純一さんが出した、雨竜沼湿原に出没しているヒグマに関する報告書です。
(2012.12.28)

植物研究雑誌 Vol.87 No.6 Dec. 2012 375–384に北海道から新種ウリュウキンポウゲが報告されています。
(2012.12.27)

■上士幌町ひがし大雪博物館研究報告
第34号(2012年)最新号 600円
・上士幌町ひがし大雪博物館に所蔵される甲虫の希少種2種の標本・・・・・・・芳賀 馨・柴田浩一
・十勝平野北部における屋敷林と卓越風の推定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・乙幡康之
・北海道大雪山国立公園,然別湖の植物
  Ⅲ.大雪山系でヒダカキンバイソウ(キンポウゲ科を確認)・・・・・・・・・丸山まさみ
・北海道大雪山国立公園,然別湖の植物
  Ⅳ.然別湖および東雲湖の水生植物相・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山崎真実・丸山まさみ・持田 誠

ひがし大雪博物館友の会のホームページから
(2012.12.27)

faura(ファウラ) No.38 2012 WINTER の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島から 「冬の薄雪草」 杣田美野里

最近植物関係の記事が少ないようです。次号は春の花を見に行くpart2です。期待しています。
(2012.12.23)

花新聞 No.305 Dec. 2012の連載記事です。

梅沢 俊 花を訪ねて12 ツリシュスラン 12-13
夏の観察会で空振りだった花のアップ写真が載っています。
(2012.12.21)

○新刊紹介
もうひとつの北海道環境白書-先駆者の軌跡にみる北海道の環境変化 Dec.2012 A5判168ページ/本体1000円

顧問の辻井先生、会員の梅沢さんが執筆しています。

出版社ホームページより
1992年、ブラジル・リオの「地球サミット」から20年目の今年、再びリオで「持続可能な開発に関する国連会議」(Rio+20)が開催されました。この節目に、北海道の環境を、そこに長らく関わってきた方々の活動を通して振り返る、新しいスタイルの「白書」をつくりたいと考えました。自然や社会、経済それぞれの分野で活動する12人の先駆者たちへのインタビューを中心に、「地球サミット」の頃に生まれた「地球サミット世代」の座談会も収録しています。これからの北海道を考えるうえで、きっと何らかの示唆を感じていただけると思います。ぜひ、ご一読ください。
(2012.11.7)

○ヒグマの会ニュースレター ヒグマ2012年10月 Oct. 2012の記事です。

山本牧 現地レポート 雨竜沼湿原の大量掘り返し 7-8
当会会員の佐々木純一さんの案内で、雨竜沼湿原に出没しているヒグマと食性を調査し、ヒグマの数は3-4頭、掘り返され、食べられているのはタチギボウシであることを確認した。ヒグマの出没は常習化しており、人間との遭遇事故リスクは高まっているので、ヒグマの行動がエスカレートする前に対応が必要と提言している。しかし、ササ刈りや入山者への警告以外のヒグマ側への対策はないのが実態としている。
(会員向けニュースレターなので、一般の入手については不明。事務局は北大獣医学研究科環境獣医科学講座野生動物学教室内ヒグマの会 wildmed@vetmed.hokudai.ac.jp TEL:011-706-5101)
(2012.10.21)

花新聞 No.301 Oct. 2012の連載記事です。

梅沢 俊 花を訪ねて10 カラフトグワイ 12-13
一時は絶滅したとも考えられたカラフトグワイの秘蔵写真です。
(2012.10.12)

faura(ファウラ) No.37 2012 AUTUMN の植物関係記事。
・野の花が好き~礼文島から 「レブンソウ」 杣田美野里
(2012.9.30)

○新刊紹介
植物地理の自然史 ― 進化のダイナミクスにアプローチする (北海道大学出版会) Sep. 2012 植田 邦彦編著  216ページ 2,730円(税込)
研究の最前線を5人の著者がわかりやすく語っている。いまホットな話題である植物進化のダイナミクスは,若い研究者の卵達に大きな関心を呼ぶものと期待できる。多くの野生植物の愛好家の方々にとっても,今見ている花々のルールを知るための待望の本である。(北大出版会ホームページより)
会員にもお馴染みの、いがりまさし氏が「沿海州の気候と植生」を執筆しています。
(2012.9.29)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.28 Sep. 2012に掲載された顧問、会員の記事です。

辻井 達一 熊の取り分、鹿の言い分 6-9
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩3 エゾニュウ/セイヨウオニアザミ 48-49

今号は植物関係の記事はあまりありません。 (2012.9.21)

○新刊紹介
新しい植物分類学II(講談社) Aug. 2012 戸部博・田村実 編著、日本植物分類学会監修 335ページ 3,780円(税込)
同学会創立10周年記念事業第2弾。コケ植物、シダ植物、裸子植物も加わって、量・質ともにボリュームアップ。
(2012.8.14)

○JR北海道車内誌THE JR Hokkaido No.239 Jul. No.239
特集 原生花園、一期一会の美
小清水原生花園を北大植物園の冨士田裕子先生が解説しています。
そのほかにワッカ原生花園。
(2012.7.18)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.27 Jul. 2012に掲載された顧問、会員の記事です。

辻井 達一 特集 もし、大雪山に氷河が掛かったら 6-13
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩2 ハルザキヤマガラシ/サンカヨウ 46-47

その他の植物関係記事
大雪山の花 奥田實
大雪山系のツガザクラ属植物 工藤岳
(2012.7.18)

○会員の佐々木純一さんが発表した論文です。

ウキミクリとホソバウキミクリ(ミクリ科ミクリ属)の生育形態と生活史―北海道雨竜沼湿原を事例として―
佐々木純一水草研究会誌、(97): 4-18 May 2012
(2012.7.15)

○新刊紹介
日本ラン科植物図譜 (文一総合出版) Jul. 2012 中島睦子 著・大場秀章 監修 A4判408ページ 定価26,250円(本体25,000円+5%税)

ホームページより
 日本産ラン科植物全種の形態を、精密な標本画で紹介。世界的に活躍する標本画家が、国立科学博物館、各大学などに収蔵された確実な標本を精査、ラン科植物を形態から整理。
・正基準標本も含む確実な標本を精査、その形態を精密に描写
・日本産植物目録『Encyclopedia Flora of Japan』と連携
・和名の異称、地方名などを整理
・図は新種の記載論文で要求される、植物分類学上の形式に準拠
・全項目に英文を併記
・作図の際参照した標本の収蔵先、採集地等の情報を収録
(2012.7.9)

faura(ファウラ) No.36 2012 SUMMER の植物関係記事。
・網走湖畔の森 国指定天然記念物 女満別湿性植物群落 冨士田裕子
・野の花が好き~礼文島から 「ミヤマオダマキ」 杣田美野里
(2012.6.28)

○新刊紹介
新・生命科学シリーズ 植物の系統と進化 Introduction to Plant Phylogeny and Evolution (裳華房 SHOKABO) May 2012 東京大学教授 理博 伊藤元己 著 A5判182ページ 2,520円(税込)

ホームページより
 現在,地球上でもっとも繁栄している植物群である被子植物へといたるまでに,植物は数々の進化的適応を獲得して多様化してきた.獲得されていった適応は,動物とは違った植物の生き方,すなわち独立栄養でおもに固着生活をするという生活戦略に深く関係している.
 本書では,おもに陸上植物を扱い,植物へいたる進化の道筋をまず概観し,次に陸上植物における進化上重要なイノベーションについて詳しく見ていく.最後に陸上植物の各群の特徴を解説する.その際に意図したのは,分子系統学の研究で明らかになった系統関係から植物の進化を解説することである.
 植物の進化はもちろん生物学全般に興味をもっている方に一読をお勧めする.
(2012.6.1)

○蛇紋岩植物の報告書です
旭川市蛇紋岩地帯の植物 Mar. 2012 旭川市北方野草園 編 80ページ
旭川市周辺に分布する蛇紋岩地の植物を詳細に調査し、全道の蛇紋岩地との比較からその特徴が明らかにされている。
また、カムイレイジンソウ、アサヒカワアザミといったごく最近報告された植物についても触れられている。
(2012.5.30)

○朝日新聞道内面 2012年5月20日朝刊
高山植物 町民の手で再生
育てた苗300本を植栽
様似のアポイ岳盗掘などで激減
盗掘や登山者の踏みつけなどで減った高山植物の再生を目指す「アポイ岳再生委員会」の作業登山が19日あり、町民らがタネから育てたアポイの固有種エゾコウゾリナとアポイアズマギクの苗約300本を5合目下の再生地に植え付けた。
(2012.5.22)

○新刊紹介
会員の梅沢俊さんが花新聞ほっかいどうの連載に加筆、写真を大幅追加した新刊が出ました。
北の花名山ガイド(北海道新聞社) May 2012 梅沢 俊 著 A5判、240ページ 1,890円(税込)
ベストセラー「北海道夏山ガイド」シリーズの著者が、道内45ヵ所の花の名山を紹介。登山道周辺の花の様子を写真たっぷりに見せ、ルート紹介などコースガイドも詳細に乗せています。(道新ホームページより)
(2012.5.18)

○新刊紹介
花の島を歩く 礼文(北海道新聞社) Apr. 2012 杣田美野里・宮本誠一郎著 A5判、96ページ 1,200円+税
道新ホームページより
北の端、花の島で名高い礼文島。レブンアツモリソウ、ウスユキソウなど約200種の花が見られる島内を巡るためのガイドブック。難易度、時間、見所など丹念に写真を交えて紹介。

こんな本も出ています。
(2012.5.3)

○新刊紹介
日本維管束植物目録(北隆館) Apr. 2012 邑田 仁 監修、米倉浩司 著 384ページ 3,990円(税込)
約11,000種類(品種なども含む)の植物名を網羅し,DNA解析に基づく最新の分子系統分類体系に準じた学名に対応させる待望の日本産植物目録。カムイレイジンソウ等最近のデータも収録。 (2012.4.22)

○新刊紹介
花あるき アポイ岳・えりも(北海道新聞社) Apr. 2012 駒井 千恵子 著 A5判、96ページ 1,365 円
道新ホームページより
豊富な高山植物が群生するアポイ岳・えりも岬一帯を、花をメーンに紹介しながら歩く一冊。「花の山」アポイ岳はもちろん、様似山道やえりものこれまであまり紹介されていない散策コースも掲載。
※アマゾンなどでも紹介されています。
(2012.4.19)

○学会発表から拾ってみました。
第123回日本森林学会大会学術講演集 2012年3月26日~29日 宇都宮大学

混合栄養性種ササバギンランの菌依存度
坂本裕紀(東北大・院・生命)・横山潤(山形大・理・生)・牧雅之(東北大・院・生命)

核マイクロサテライト変異によって明らかにされた日本のシラカンバ集団の地理的構造
平岡宏一・那須仁弥・宮本尚子・大谷雅人(森林総研育種セ)・岩泉正和(森林総研育種セ関西)・高橋誠(森林総研育種セ九州)

日本産樹木DNAバーコーディング- 2011年度 rbcL,matK,trnH-psbA -
吉村研介・鈴木節子(森林総研)・田中孝尚・鈴木三男(東北大)・神保宇嗣・伊藤 元己(東大)・舘田 英典(九大)・大谷 雅人・勝木 俊雄・津村 義彦・藤井 智之・能城 修一・河原 孝行・吉丸 博志(森林総研)
(2012.4.12)

北海道ネーチャーマガジン モーリー No.26 Mar. 2012に掲載された記事です。

辻井 達一 あらためてほっかいどう 6-11
高橋 英樹 北から来た植物 22-25
五十嵐 博 山の草花 スケッチ散歩 42-43
(2012.4.11)

○新刊紹介
北海道オホーツク管内 遠軽町の植物ハンドブック 104ページ Mar. 2012
会員の林 廣志さんの自費出版です。
詳しくは会誌「北方山草」第29号新刊紹介をご覧ください。
(2012.4.11)

○新刊紹介
新しい植物分類学I(講談社) Mar. 2012 戸部博・田村実 編著、日本植物分類学会監修 256ページ 2,940円(税込)
当会顧問の高橋英樹先生も執筆しています。
同学会創立10周年記念事業として出版。IIも出版予定。
(2012.4.9)

菩多尼訶(ボタニカ)30(北海動植物友の会)に発表された会員の報告です。

五十嵐博 新しい外来植物 菩多尼訶 (30): 7-10 Apr. 2012

同号目次
I講演会記録
"やさしい"湿原霧多布 志田 祐一郎
スライドでみる鳥と植物 富川 徹
II会員投稿
新しい外来植物 五十嵐 博
野幌原始林の姿 村野 紀雄
ハマボウフウ 國兼 治徳
シダ植物紹介・イヌワラビ 國兼 治徳
III観察会記録
(2012.4.8)

○栗山の植物一冊に
北海道新聞岩見沢空知版 2012年4月6日朝刊

王子元研究員が写真集 飯塚さん40年間の769枚収録
 町内に自生する植物を40年以上、カメラに納めてきた町内朝日、飯塚修さん(70)が、写真集「栗山町の野草と樹木」を自費出版した。取りためた769枚のカラー写真で202種を紹介する労作。栗山町の自然を学ぶ貴重な内容に仕上がっている。
(2012.4.6)

○会員の五十嵐博さんが発表した報告です。

利尻島におけるヤブボロギク(外来植物)の記録
五十嵐 博・小杉和樹 利尻研究、(31): 55-58 Mar. 2012

コバノハイキンポウゲ,小型のハイキンポウゲの新和名
五十嵐 博 利尻研究、(31): 61-63 Mar. 2012

同じ号に
近藤哲也・吉田恵理・山岸真澄・愛甲哲也 利尻島に生育する栽培ヒナゲシ種子の札幌市における播種時期が発芽に及ぼす影響および生活史
宮本誠一郎・佐藤里恵・佐藤雅彦 利尻島におけるサクラソウモドキの再発見
吉田康子 絶滅危惧植物レブンコザクラの利尻島における保全単位の決定
などがあります。
(2012.3.27)

○フクジュソウを調理したときに毒がどのくらい残っているかを調べた研究です。
有毒植物フクジュソウ調理品中のシマリン残留量
佐藤正幸、姉帯正樹,北海道立衛生研究所所報 No.61(2012)

このような研究を衛生研究所がしていることも驚きでした。

 結果は油いためのほうが(37%に減)おひたしより毒が分解されて少なくなる。ホットプレートでよく炒めるのがコツ。おひたしはゆで汁に毒が出ているので、よく湯を切って水にさらすとよい(8%に減)ようです。
 道内では中毒の報告はないそうですが、くれぐれもシャクと間違えないようにとのことです。
(2012.3.16)

○会員の丹羽真一さんが関わった発表の内容。
第59回日本生態学会大津大会
場所:龍谷大学瀬田キャンパス
3月18日のポスター発表
P1-320J 夕張岳に進出したエゾシカ(Cervus nippon yesoensis )による植生被害の傾向
* 杉浦晃介(酪農大院・野生動物),佐藤 謙(北海学園大・工),丹羽真一(さっぽろ自然調査館),吉田剛司(酪農大院・野生動物)
要旨:http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/59/P1-320J.html

その他の道内、植物関係+αの発表をこちらに拾い出しました。(まったくの個人的趣味です)
(2012.3.16)

faura(ファウラ) No.35 2012 SPRING の植物関係記事。
・サッポロの名の付く生き物たち 平田剛士
・春の北海動植物紀行 いがりまさし
・野の花が好き~礼文島から 「ハクサンイチゲ」 杣田美野里
・礼文島「いきものつながり」座談会(2012.3.16)


○顧問の高橋英樹教授の新聞記事
道外の方、朝日新聞を入手し辛い方のために要約したものを掲載します。

朝日新聞道内面 2012年3月15日 朝刊 「北の文化」欄
クラーク博士の植物標本 高橋英樹 北海道大学総合博物館教授

 クラーク博士が札幌農学校教頭在職中に札幌周辺で採集した植物標本が、マサチューセッツ大学で数年前に”発見”された。一般標本と区別されずに100年以上誰の目にもとまらなかったのだ。文献調査でクラークは若い頃から植物採集・標本作成に熱心だったことがわかった。
 50歳、1876年7月31日に札幌に着任し、札幌農学校の学生教育にフィールドイズムを持ち込むため、植物採集・標本作成は重要な課外演習のひとつだった。採集された植物、地衣類は米国へ送られ、植物はグレイ、地衣類はタッカーマンが調べた。マサチューセッツ大学には同定された学名リストがあり、札幌に返送されたとなっている。
 このうち地衣類標本は北大植物標本庫で見つかったものの、植物標本は見つかっていない。
 マサチューセッツ大学にはその植物標本の重複品と思われる約80点のクラーク標本が残されている。これら貴重な標本の一部が開催中の「クラーク博士と札幌の植物」展で初公開されている。
 宮部金吾とクラークの間に二つのエピソードがあり、一つはクラークに宛てた手紙で「私たち自身の観察によってえた知識は、本や雑誌からの単なる学習よりも、後の人生においてずっと役に立つことは疑いありません」とフィールドイズムを高らかにうたいあげたもの。もう一つは79年2月の手稲山で地衣類を採集したことで、クラークが黒岩を背中に乗せて地衣類を採集させた77年1月30日の2年後にクラークの足跡を追い、2期生の宮部が1期生同様にフィールドイズムに心酔、実践していたこと。
 札幌農学校に持ち込まれたフィールドイズムは宮部の植物学研究の源泉となり、その後の北大植物学の発展に結実した。

写真:クラーク博士によるイネの標本。札幌農学校で栽培されていたもの。
(2012.3.15)

○北海道内で発見されたトリカブト属レイジンソウ亜属の4新種です。
Systematic Studies of Asian Aconitum (Ranunculaceae) XIV.
Four New Species of Subgenus Lycoctonumfrom Hokkaido, Northern Japan
(アジア産トリカブト属植物(キンポウゲ科)の分類学的研究 XIV.北海道産レイジンソウ亜属の4新種 )(英文、日本語摘要あり)
門田裕一,植物研究雑誌 Vol.87, No.1 Feb. 2012
要旨:北海道からトリカブト属レイジンソウ亜属レイジンソウ節オオレイジンソウ列Aconitum subgenus Lycoctonum sect. Lycoctonum ser. Umbrosa (Steinb. ex Nakai) Kadota の4新種を記載した.それらは,青花のグループとしてコンブレイジンソウAconitum hiroshiigarashii Kadota とニセコレイジンソウA. ikedae Kadota の2種,黄花のグループとしてオシマレイジンソウA. umezawae Kadota とカムイレイジンソウA. asahikawaense Kadota の2種である.いずれも北海道の固有種で,夏緑林の林縁に生育する.
(2012.3.5)

森林総合研究所北海道支所平成23年年報 Feb. 2012

レブンアツモリソウの保護増殖に関する研究の成果概要から
レブンアツモリソウ群落を復元するためには、個体群動態を把握し、生育適地の同定が必要になっている。22年度は鉄府保護区において多少の実生が見られ、小個体の復活が見られたが、全体的に衰退傾向は変わらなかった。生育環境改善を目的として、ススキ刈り込み試験を行ったところ、2/3刈り込み区では総株数は変わらなかったが、開花数が増加し、非開花株数が減少した。1/3、2/3刈り込み区で結実率の上昇が見られた。刈り込みにより、開花の促進と結実率の増加に効果があるが、実生の発生に関しては迅速な効果は認められないことが判明した。また、本年5月山火事があり、ササ原が焼けたのに伴い、高山植物復元の可能性を探るための植生調査を行った。火事1カ月後ではササの回復はほとんど見られなかったが、5カ月後には7割程度ササが回復していた。レブンアツモリソウの株・実生は発見されず、他の高山植物の発生も少なかった。
(2012.02.10)

○助野実樹郎さん(会員)が「北海道日高山脈南西部におけるカイサカネランの初記録」を発表しました。
植物地理・分類研究 Vol.59 No.1 Dec. 2011 植物地理・分類学会(論文索引を見ることができます)(2012.01.15)

○NC HOKKAIDO 2011年10月号No.151 が出ました。Oct. 2011
(社)北海道自然保護協会の機関紙で、風力発電開発に絡んで石狩浜観察会の結果が報告されています。(2012.01.06)

○調査館通信No.36 2011.01-12. が出ました。Jan. 2012
さっぽろ自然調査館が年1回発行している活動報告書で、夕張岳、大雪山、知床など各地で行っている調査の紹介や、展示用標本、希少野生植物の話題が掲載されています。(2012.01.05)

○2011年に会員によって発表された報告類です。(2011.12.30)

北海道・松山湿原のウキミクリ
佐々木純一,水草研究会誌 95 Feb. 2011

利尻島におけるウスバスミレの記録
佐藤雅彦・五十嵐博,利尻研究(30) Mar. 2011

モイワランにおける果実期のクロロフィル発現と葉鞘の確認
舟橋健(会員)・末次健司・松井洋(会員),旭川市博物科学館研究報告第3号 Mar.2011

○北海道内で発見された植物の新種です。(2011.12.30)
Systematic Studies of Asian Saussurea(Asteraceae) V.
Two New Species from Eastern Hokkaido, Japan and Sakhalin, Russia
(アジア産トウヒレン属(キク科)の分類学的研究V. 北海道東部とサハリンからの2新種)(英文、日本語摘要あり)
門田裕一,植物研究雑誌 Vol.86, No.4 Aug. 2011
要旨:釧路・根室地方に分布し、これまでキク科トウヒレン属のススヤアザミと考えられていたものを、道東地方の固有種コンセントウヒレンSaussurea hamanakaensis Kadota として記載した。
報道など:北海道新聞2011年3月5日朝刊、趣味の山野草2011年11月号

知床博物館研究報告第33集(2011)が出ました。Dec. 2011
絶滅危惧植物カイサカネラン(ラン科)の知床半島における再発見,浅沼孝夫など(2011.12.27)

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